クラシックゲームのコンベンション「Portland Retro Gaming Expo」で、ディアブロ3の元開発スタッフらが裏話を語った。
「ディアブロ3」で物議を醸したシステムである「リアルマネーオークションハウス」は後に廃止されたが、廃止までに一定の時間を要した。
ディアブロ3の元リードデザイナーJay Wilson氏によると、リアルマネーオークションに問題があるとわかってもすぐに廃止できなかったのは、パッケージにそのことが書かれていたためだという。すなわち、パッケージに宣伝文句としてリアルマネーオークションの事が書かれていたため、まだパッケージが流通している段階で廃止してしまうと、景品表示法に違反する可能性があったためだ。
Blizzardは長い時間をかけて法的問題を解決しようとし、最終的にリアルマネーオークションの廃止に至ったという。
また、リアルマネーオークションを実装したのは利益のためではなく、セキュリティのためだったことが明らかになった。
Jay Wilson氏によると、ディアブロ2の時に起きた最大の問題がアイテムの不正な複製やRMTで、それを防止するためには取引市場そのものを開発会社がコントロールする必要があると考えていたからだという。
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