ネクソンは、MMORPG「メイプルストーリー2」で導入される不正対策のための仕様を明らかにした。
マーケット 精算待機時間
メイプルストーリー2では、アイテムを登録して他のプレイヤーに販売できるマーケットに「精算待機時間」と「登録待機時間」が設けられるという。
プレイヤーがマーケットでアイテムを購入する際は即時そのアイテムを獲得できるが、プレイヤーがアイテムをマーケットに登録する際は、登録されるまでに30~60分かかるようになっている。
また、登録していたアイテムが売れた場合、代金を受け取るまでに数日待つ必要がある。
これまではアイテムが不正にコピーされたり、ゲーム内のバグでアイテムが増殖してしまうなどの問題が発覚した時には既にゲームマネーが拡散してしまって回収が困難で、サーバーのロールバックをせざるをえなくなっていたが、メイプルストーリー2ではマーケットの精算までに待機時間があるためゲームマネーや不正コピーされたアイテムの回収が容易になるとのこと。
取引・マーケット 精算遮断システム
メイプルストーリー2には、運営の判断により、サーバーを止めずに一時的に全てのプレイヤーの取引とマーケットの機能を遮断することができるシステムが導入されることになる。
これまでは、不正コピーやゲームのバグなど、なんらかの原因によってゲームサービスを緊急で中断してメンテナンスを行い、サーバーのロールバックをしなければならないということがあったが、遮断システムによって、アイテムとゲームマネーの流れだけを一時的に停止させ、通常のゲームプレイは保証することが可能であるという。
問題が解決されるまでゲームマネーの移動を防ぐということが迅速に行えるようだ。
なお、懸念されていたプレイヤー間の直接取引については、基本的に制限されることはないとのこと。(一部アイテムのみ制限)
ネクソンは、「この機能は万一の事態に備えて開発したが、実際に使用することがないような問題の予防に全力を尽くす。」としている。
ソース: メイプルストーリー2 韓国公式サイト
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