アメリカの調査会社DFC IntelligenceがPCRのインタビューの中で、PCゲーム市場は世界的に見てもコンソールゲーム(家庭用ゲーム)市場を上回ったと明らかにした。
DFC IntelligenceのオーナーDavid Cole氏によれば、PCゲーム市場がコンソール市場を上回ったものの、新ハードの登場でコンソール市場は上昇することになると分析している。
「コアゲーマーたちの中で、ほとんどのコンソールゲーマーはPCでもゲームを遊んでいるという重要なオーバーラップがあります。大きな違いは、今や家庭用ゲーム機の方が高級品で、PCは必須アイテムになったということです。ほんの数年前までは逆でした。これはPCには幅広い客層があるということを意味しています。」
DFCは2011年に、2015までにはPCゲームがコンソールゲームを市場規模で追い抜くと予想していたようだが、予想よりも早くこの現象が起こったようだ。
DFCによると、現在PCゲーム市場で最も人気のジャンルはLeague of LegendsやDOTA 2などのMOBA(マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ)で、他を圧倒しているとのことだが、2014年前半にはDayZ, Rust, HearthstoneといったMOBAではないジャンルのゲームが急成長を見せたとのこと。
PCゲームのプレイ時間に関しては大きな下落はないようで、DFCはPCゲームの大作のリリースがないことから2013年は下降するだろうと予想していたが、実際は2012年から平行線だったという。これはトリプルA級のタイトルが発売されればPCゲーム市場はさらに成長することを示唆しているとのこと。
最近では基本プレイ無料ゲームの人気によってヨーロッパ市場がPCのトレンドを牽引している模様。
また、HearthstoneがPC版とiPad版を出したように、プラットフォームの境界がなくなりつつあるとのこと。全てのゲームが当てはまるわけではないものの、コアゲーマーは今、複数のデバイスでゲームを遊ぶ傾向があるという。
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