「黒い砂漠モバイル」韓国版の課金ショップに『装備ガチャ』は存在しないという事実

スマートフォンゲーム「黒い砂漠モバイル」の韓国版は日本よりも1年近く先にサービスを開始しており、クライアントのバージョンも新しいが、課金ショップに「装備ガチャ」は存在しない。

黒い砂漠モバイルキャッシュショップ


上記の画像の通り、「黒い砂漠モバイル」の日本サービスの課金ショップには「ガチャ」と堂々と書かれた項目が存在しており、ボスモンスターからドロップするのと同じ装備がガチャの景品となっている。

一方韓国版の課金ショップには同様のガチャは存在しない。

黒い砂漠モバイル  キャッシュショップ

ゲーム内で獲得できるコインを使えるシャカトゥ商店と呼ばれるガチャに似た仕組みは韓国版にも日本版にも存在しており、韓国版にもランダム型課金と呼べるものは存在しているが、ここまで露骨な装備ガチャは実装されていない。

そもそも黒い砂漠モバイルの開発コンセプトは、ガチャのような露骨な課金誘導によってゲームのバランスが崩れるのを避け、Pay to WinではなくPlay to Winの構造にするというものがあったが、それを根底から覆してしまう「ガチャ」が日本サービスに導入された。

ガチャを日本サービスに実装したのはもちろん、全世界で最もランダム型の課金にお金を落としてくれるのが日本人だとわかっているためだ。
実際、ゲームのテレビコマーシャルで「ガチャ」について宣伝するのは日本くらいだ。
そのくらい日本のモバイルゲーム市場が特殊で、ユーザーが”ガチャ慣れ”している。

おそらく、黒い砂漠モバイルの欧米サービスの際には装備ガチャは実装されることはないだろう。
装備ガチャは、ガチャを実装することへの反発が少ない日本という特殊な市場からお金を巻き上げることだけを考えており、ゲームバランスは一切考えていないように思える。

ゲームの売上では黒い砂漠モバイルがしっかりと各ストアの上位に来ているので、日本版でガチャの実装は手っ取り早く利益を確保する戦略としては正しいかもしれない。
しかし、本作ではユーザーがガチャで課金するのは「装備」であるため、果たしてこの戦略でユーザーを長期的に留めておけるのか甚だ疑問である。

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