これまでMMORPGにおける大規模PvPの記録を塗り替えてきた「EVE Online」(イブオンライン)だが、新たな大規模戦が2016年3月28日頃から開始され、広がりを見せている。
EVE Onlineにおける今回の戦いは、単純な同時参加人数よりもその規模という点で注目されている。
これまでの大規模PvPは巨大勢力対巨大勢力という構図がほとんどだったが、今回は巨大勢力対中小規模勢力の同盟という構図となっている。というより、The Imperium対その他と言っても過言ではない。
合計4万人ものプレイヤーとそのアライアンスが所属し、EVE Online内で圧倒的な勢力を誇る連合「The Imperium/CFC」が、同連合の支配地域に隣接している小さな勢力を攻撃した後、いくつかの小規模なアライアンスが手を組み、The Imperiumに所属するアライアンスに反撃し勝利したことがきっかけとなった。
小規模な勢力が難攻不落と言われていた巨大連合を押しのけたことで、多くのプレイヤーが決起し、ゲームを支配する巨大連合に不満を持っていたグループが次々に手を組んでThe Imperiumのテリトリーを攻め始めたようだ。
3月28日にはMMORPG史上2番目に多い、5806人のプレイヤーが参加するPvPが勃発している。(Battle of M-OEE8)
他の連合との緩衝地帯となっているエリアを支配下としているアライアンスCircle of Twoが敗戦後にThe Imperiumを離反し、The Imperiumは負け戦を続けて窮地に立たされているという。
EVE Onlineなので言うまでもなく、この戦いは全てプレイヤー達の意志と判断で発生したもので、ゲームシステム側で一切の誘導は行われていない。
同盟側のアライアンス”TEST”のリーダーはインタビューで、「彼らは長いことEVE Onlineを支配しコントロールしてきた。そろそろ燃え尽きる必要がある」と攻撃理由を語った。
M-OEE8星系での戦いはこの戦争の始まりにすぎず、一角を崩した同盟が今後更なる戦いをThe Imperiumにしかけることが予想される。また、Redditなどで呼びかけが行われておりEVE Onlineを離れていたプレイヤーが戦いに参加するために戻って来ているようだ。
▼EVE Onlineの勢力図と戦いが行われた場所
EVE Onlineは今年でサービス開始から13年を迎える。
ソース: EVE Community, Reddit
コメント