BLUESIDEが現在開発中のオンラインゲーム「キングダム・アンダー・ファイアII」(KUF2)に関するインタビューがG-STAR 2013にあわせて行われ、NHN JapanがPS4バージョンの日本発売を準備していることが明らかになった。
2008年の発表からはや5年が経ち、ゲーマーもいつでるのかと待ちくたびれている本作だが、今後のおおまかなスケジュールなども今回のインタビューで明らかになっている。
Kingdom Under Fire II インタビュー要点まとめ
KUF2の現状
- もともとはXbox 360版を先に発売するのが目標だったが、結局はPC版の開発から始まった
- プレイヤーを待たせてしまい、また、約束を守れなくて申し訳ない
- 当初はMOだったが、MMOに変更した。その影響で時間がかかった
- 2012年12月にオープンベータテストを行う計画だった
- 元の開発チームは160人いたが現在は80人に半減し、開発は困難を極めた
- 東南アジアや中国サービスの契約により、困難を脱し、開発が軌道に乗っている
- 1次CBTの時はミッションが14個程度だったが、最新版では72個程度実装されている
- コンテンツ不足は気にしていない
- 現時点での完成度は80%
まずは東南アジアサービス
- (最初にサービスを行う予定の)東南アジアはPCオンラインゲームが熱いが、遊べるゲームが少なく、その上現地の開発会社はオンラインゲームを作ろうとしない。
- 東南アジアのパブリッシャーは、大作ゲームはPCの要求スペックが高すぎて東南アジアでサービスをするのが難しいとの見解
- KUF2は独自エンジンを使って最適化をし、東南アジアパブリッシング契約も容易に進めることができた
- 現地のローエンドPCでテストを行ったがスムーズだった
- ゲームエンジンの開発に多くを投資し、エンジンのプログラマーは16人いる
- KUF2はGeForce 7600ほどの低スペックでもプレイが可能
- 2014年にはグローバル市場への進出をする
- 韓国サービスは2014年上半期が最適だと判断している
PS4版は5月完成を目標
- PS3版の開発は保留し、PS4版の開発に集中している
- PS4版は2014年5月の完成が目標
- PC版は20GB程度のクライアントサイズ。PS4版はブルーレイ1~2枚程度のサイズ
- PS4版はNHN Japanを通じて日本での発売を準備している
- 韓国を含めた他の国での販売権はBLUESIDEが保有しており、ソニーと全世界での販売を協議している
- 正直に言うと、マイクロソフトも訪ねてきた
- Xbox Oneではサーバーや課金ポリシーが大きく変わったためオンラインゲームのサービスも可能
- ソニーと独占契約をしたわけでないが、悩んでいる
- 開発としては独占契約が有利だが、企業レベルではマルチプラットフォームが有利
CBT後の変更点
- G-STAR 2013バージョンは1次CBTの時から大きく変わっている
- 1次CBTのフィードバックに、戦略と言っておきながらなぜ戦略性がないのか、というものがあった
- ヒーローミッションの割合は20%程度になった
- コアゲーマーの中でも、複雑であっても戦略が好きな人々、実際にスタークラフトなどを好むゲーマーがたくさん来てくれている
- AIを改善した。これまでは部隊にいちいち細かな指示をしなければならなかった
- 遠距離部隊では、攻撃命令を出せば理解して最大射程距離で敵を攻撃して距離を維持するといった操作がより簡単になった
- 韓国ではPS4版より先にPC版をリリースする
- PS4版を5月に完成できれば、PC版はそれよりも前にサービスを開始することができる
ソース:THIS IS GAME
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