【炎上】「メイプルストーリー」 韓国で確率操作疑惑。ネクソン謝罪。マスコミも大々的に取り上げるほどの騒動に

韓国でPCオンラインゲーム「メイプルストーリー」に非難が集中し、運営のネクソンは最終的に謝罪するに至った

「ランダム」の表記を巡る議論

メイプルストーリーの装備の追加オプションを変更する「転生の炎」というアイテムがあるが、その効果は「ランダムで追加のオプションを付与する」と説明されていた。

しかし、2月に韓国サーバーで行われたアップデートのパッチノートに、「転生の炎で追加されるオプションの確率が均等になる」という説明があり、プレイヤー達がこれに衝撃を受け、怒りが爆発した形だ。

「オプションの付与確率が均等になる」→「それなら今までは均等じゃなかったの?」

これまで、アイテムの説明欄には「ランダム」と書かれていたが、実際にはすべてのオプションの付与率が同じではなく、優れたオプションは確率が低く、不要なオプションは付与確率が高くなるように操作がされていたのではないかという疑惑が浮上した。

メイプルストーリーのプレイヤー達は運営に事情を説明するように求めていたが、納得のいく説明がなかったため、不買運動や電光掲示板を使った抗議、他のゲームへの移住呼びかけなどが大々的に行われた。

2003年からサービスを続ける長寿ゲームだけあって、この騒動は韓国内で広まりを見せ、ゲームメディアだけなく一般のマスメディアでも取り上げられることとなった。また、国会議員がこの件について公正取引委員会に調査を依頼する予定であることも明らかになった。

▼韓国の大手テレビ局も問題を報じた

ネクソンは、3月1日にメイプルストーリーの公式サイトに謝罪文を掲載し、3月5日に確率を公開すると伝えた。

今回のメイプルストーリーの一件は、これまで問題視されることが多かったガチャの確率操作とは少し異なる。
ランダムという説明が、ユーザーに「全て均一の確率である」と誤認させてしまっていたことが原因となっている。

しかし、装備オプションのランダム付与も、ガチャと本質的には大差がなく、その確率が不明瞭なまま放置されていたことが浮き彫りとなった。

スマートフォンゲームを中心として、ガチャの度重なる確率操作事件を受けて、ユーザー達の監視の目が以前よりも厳しくなっていることが、今回の一件がここまで広がりを見せた要因だと推測できる。単にメイプルストーリーとネクソンに対する反発以上に、過剰な課金誘導をするゲーム業界全体への抗議の側面もあるのだろう。

韓国では、ゲームにおける確率要素の情報を公開するように法律で規制しようという動きもあるが、ゲーム業界はこれに反発しているという。

メイプルストーリーのディレクターは謝罪文の中で次のように述べている

メイプルストーリーで長らく維持されてきたライブサービス開発の慣習で、最小限の情報だけを提供する運営方式を維持してきたことが今回の事態の大きな原因だと思います。

2003年にメイプルストーリーが正式サービスを開始して以来、様々なコンテンツが追加され、ゲームシステムに多くの変化が生じましたが、何がどのように動作しているかという具体的な説明がありませんでした。したがって、お客様はゲームの経験のみでこれを判断するしかありませんでした。2021年になった今もメイプルストーリーはこのような大きな枠組みの方向性については、何の配慮もせずに、安易な態度で、過去に決めた方式のままライブサービスを続けてきました。

十分な情報が提供されないため、経験だけを頼りにするしかないお客様の苦しさを察することができず、情報の公開範囲を柔軟に広げることをしませんでした。

お客様のニーズと時代的な流れに従わず、過去に決定された方式を固守しながら、より積極的にゲーム内の情報をお知らせすることができなかったことをお詫びいたします。

引用元:メイプルストーリー公式サイト(韓国)

ソース: news1

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