「シャドウバース」の木村唯人プロデューサー(Cygames)がGDC 2017で講演した「日本でeSportsイベントを成功させる秘訣」より、要点を抜粋
- 日本のスポーツ観戦は勝負を楽しむ以上に体験の共有を楽しむ側面が強く、「祭り」に近い
- 駅伝のように勝ち負けよりも戦ってる人全員を応援する傾向にある
- EVO等の欧米のeスポーツイベントの要素を取り込んだ「RAGE」では、多くのユーザーがどう楽しめばよいのか戸惑っている様子だった
- 日常と非日常の境界線を設けて、騒いでよい場であることを明確に示すのが重要
- 欧米のメーカーが日本でeスポーツを成功させたい場合、日本の「祭り文化」を理解して利用するのが良い
- ゲームそのものにも工夫が必要
- 元来日本人には競争の文化が薄く、体験の共有が重要だが、eスポーツ向けの対戦ゲームではそういた概念が浸透しづらい
- シャドウバースでは戦う理由付けのために各キャラクターにストーリーを設けている
- ストーリーモードにより「戦うことへの慣れ」のようなものを生み出す
- ゲーム内でランキング報酬を設けていない
- ローカルイベントの開催を積極的にフォロー
- ローカルイベント向けのサポートキットを配布している
- サポートキットにはオリジナルグッズなどの限定品が含まれており、ローカル大会の優勝者にプレゼントしたりといった用途に使用
『シャドウバース』木村Pが語る”日本でeSportsイベントを成功させる秘訣”【GDC 2017】 – ファミ通.com
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