Vespaが開発・運営するスマートフォンゲーム「キングスレイド」において、重大なバグが半年以上放置されていたことが明らかになった
3月30日に、同ゲームの日本サービスの公式掲示板に、台湾のユーザーから「一つの請願「A bug destroying this game」」という内容で書き込みがあり、これによってバグの存在が明らかになった。
スマートフォンゲーム「キングスレイド」は例に漏れずガチャが実装されているが、バグを利用することでガチャを回すことのできるチケットを無限に獲得できる状態になっていたという。
投稿によると、このバグは2018年6月に発見されたが、一般のユーザーには存在が知られていなかったようだ。
バグの情報を投稿した台湾のユーザーによると、バグは2018年6月に発見され、”SAID TO”と呼ばれていたが、2019年3月30日になっても修正されておらず、開発会社はこれまで対応してこなかったという。
▼バグの存在を証明するために投稿された動画
運営はこれを受けて次のように告知している。
ショップにて、非正常な方法で商品を購入できる問題は
‘オナーリーグバッジショップ’のみ2018年9月から発生したことが判明いたしました。
今回の問題につきまして、確認および措置が遅れてしまい大変申し訳ございません。
調査の進行過程から、商品の購入する際、確認ポップアップが露出される他のショップにて同一な問題が発生する可能性を確認するため同時調査を行いました。
調査結果、ポップアップが露出される他ショップでは問題が発生しておりませんでした。
現在、該当問題につきまして明確な範囲および対象の明確なデータを抽出しており、復旧に時間を要する作業と予想しております。最大限に迅速に対応させていただき、最終措置まで行うことを目指しておりますが、多少お時間を頂く場合がございます。
該当データの抽出作業の完了後、後続措置を行い最終措置の内容につきましては再びご案内いたします。引き続き該当問題の解決を第一優先に安定したサービスをご提供させていただくよう取り組んで参ります。
運営側はバグの利用者に制裁を行うとしているものの、長期的に放置されていたことを考えると、事態の完全な沈静化は不可能なように思える。
ゲームの収益構造の根幹を担うガチャ関連のバグだけに、これまで課金してきたユーザーが納得できる補償があるとは到底考えられないからだ。ゲーム内のバランスに与えた影響も計り知れない。
また、バグが発生したのが2018年9月であるため、これだけの長い期間のロールバックは不可能だ。
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