先日、メイプルストーリーが韓国で炎上し、現地のテレビで報道されるなどしたが、その後ネクソンが公開したメイプルストーリーの「確率」に関する情報が再度プレイヤーの怒りを買った
10年間隠され続けた秘密
メイプルストーリーには「キューブ」というアイテムが存在し、課金で入手することも可能である。
キューブを使うと、装備に付与されている潜在能力というオプションをランダムで再設定したり、等級を上げたりすることが可能となっている。
ネクソンは3月5日に韓国サービスにおける確率要素の詳細を公開したが、その中でキューブを使った時に付与される潜在オプションの特定の組み合わせが絶対に出ないように設定されていることが判明した。
※メイプルストーリーの潜在オプション
一部潜在オプションの3重複は絶対出ない仕様
海外メディアの情報によると、「ボス攻撃時ダメージの増加」「モンスター防御率無視」といった種類の潜在能力は、最大でも2個までしか重複付与されないように設定されていたという。
理論上はレジェンダリーの潜在オプション3つを重複させることが可能だが、上記のような強力なオプションは2個までしか重複しない仕様となっていた。
つまり、レジェンダリー等級の「ボス攻撃時ダメージの増加」の潜在オプションが3つ重ねて付与される確率は、理論上は0%ではないが、仕様上は0%だったことが判明したというわけだ。
この仕様は2011年8月に設定されたようで、ゲームバランスを考慮しての措置になっているという。すなわち、強すぎる装備ができてしまうとゲームバランスが崩れると考え、開発者はそれを防止したという理由だ。
この事実が判明し、韓国のメイプルストーリープレイヤー達は再び不満をあらわにした。
あるプレイヤーは「スロットマシンで77までは出るけど777は出ないように制限しているようなもの。これまでこの事実を隠していた。これは詐欺と同じだ。」と批判した。
韓国メディアはこの件を報じる記事に『1等のない宝くじに10年間お金を賭け続けた』という見出しを付けた。
既に一部のユーザーはネクソンへの法的対応も視野に入れているという。
また、前回の騒動で韓国の国会議員等も睨みを効かせているため、確率型アイテムの議論がさらに白熱するのは必至の状況となりそうだ。
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