Riot Gamesは、MOBA「League of Legends」のeスポーツに関する商業契約を、MLB Advanced Mediaの子会社BAMTechと締結したと発表した。
契約は2023年までで、最低でも年間5000万ドル(約58億円)となっている。
BAMTechは映像配信の収益化や商用化を行っており、メジャーリーグベースボールの技術部門MLBアドバンスト・メディアの子会社にあたる。
MLBアドバンスト・メディアは、野球以外でもスポーツやエンターテインメントの映像配信の収益化事業を世界中で展開しており、ディズニーやWWE、NHL、HBO、PGAなども提携している世界最大級のメディア企業とされている。
Riot Gamesは、スポンサーや広告など様々な手段を通じて、同社のeスポーツの収益を成長させるためにBAMTechと密接に協力していくとし、BAMTechの業界最高水準の技術を活用して、eスポーツの視覚体験の向上を図るという。
BAMTechのLeague of Legendsのeスポーツ配信事業への参入によって、YouTubeやTwitchでの配信形態が変化することはないとのこと。
最初は、ストリーミングプラットフォームやプロフェッショナルコンテンツの改善に焦点があてられるようだ。
League of Legendsは2016年9月の時点で全世界の月間プレイヤー数が1億人を記録している。
RIOT GAMES JOINS FORCES WITH BAMTECH
League of Legendsのプロリーグを始めとして、eスポーツの映像配信・放送はその視聴者数の多さとは裏腹に、他のスポーツほど効率的に収益に結びついていない部分があり、今回の契約ではそういった側面の改善が期待されていると思われる。
また、MLBアドバンスト・メディアのような企業のeスポーツへの関心の高さも窺うことができそうだ。
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