中国のゲームコミュニティサイトで、海賊版ゲームのためのクラックパッチも作成している「3DM GAME」(北京三鼎梦软件服务有限公司)の創設者のBird Sister(宿菲菲)がWeiboのアカウントで、2016年の旧正月以降、3DM GAMEはクラックパッチを作成しないという内容の投稿をしていたことが明らかになった。
「内部会議を行った。中国の旧正月(2月8日)より、3DMはシングルプレイヤーゲームをクラックしないつもりである」と、Bird Sisterは投稿し、「1年後にゲームの売上が増加するかどうか見てみることにしよう」と述べている。
3DMのフォーラムに他のグループが作成したクラックパッチを投稿することは許可するとし、3DMは中国語化の翻訳パッチを作ることには積極的に対応するという。
3DM創設者のBird Sisterは先日、2年後にはPCゲームの海賊版がなくなる可能性があると発言し、「Denuvo」のような優れた対策技術が導入されたことが影響していると明らかにしている。ただし、今回の件との関連性は不明。
2年後にはPCゲームの海賊版がなくなる?対策技術の進歩により
中国では当局の規制の関係で、中国国外のPCゲームを正規購入するのが難しいという現状があるが、3DMという大手のクラッカーグループがクラックパッチの作成をやめることが、海賊版の深刻な中国のゲーム業界にどの程度影響するのか注目される。
3DMは中国におけるゲームコミュニティサイトとしても非常に巨大であり、PCゲームのMODや攻略情報などが書き込まれるフォーラムの人気も高い。
ソース: PCGamesN
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