DFC Intelligenceは、ゲーム業界の最新の成長予測を発表した。
スマートフォンやタブレット端末向けのモバイルゲーム市場が急成長することにより、2018年には全世界のゲームの売上高が約1000億ドル(約10兆円)を突破するという見通しとなった。
モバイルゲーム市場の売上高は2013年の100億ドルから290億ドルに上昇し、ゲーム市場全体の30%を占めるようになるという。一方で、モバイルゲームはかなり断片化され、過密状態であるため、どういったプラットフォームやマーケットが自分たちのゲームに適しているのかを慎重に見極める必要があるとのこと。
DFC InterlligenceのDavid Cole氏は、「新しいコンソール(PS4, XOne, Wii U)も良くなってきているが、ブラジル、ロシア、インド、中国といった所謂BRIC諸国では、モバイルゲームの成長の方がより多いと予測されている。2018年にはコンソールとPC、モバイルプラットフォームのソフトウェア販売は同等の水準になる」と述べた。
一方で、コンソールゲーム市場の調査結果では、PlayStation 4やWii Uの見通しが引き上げられたが、Xbox Oneは下方修正されることとなった。
Cole氏は、「Xbox Oneはアクションゲーム好きの人たちの確実なシェアを確保しなければならないが、疑問が残るビジネス上の決定によって、Kinect非同梱版を発売したにも関わらず、マイクロソフトの戦略は混乱している」と分析した。
尚、2014年のゲーム市場のソフトウェア売上高の予測は約640億ドル(約6.4兆円)となっている。
ソース: gamesindustry
コメント