2019年3月期の決算が各社から発表され、多くのメーカーでスマートフォンゲーム事業の減益が確認された。
例外としてガンホーは増収増益となっているものの、スクウェア・エニックス、コロプラ、サイゲームス、セガ、グリー、DeNAといった大手ゲームメーカーはモバイルゲーム部門で予想を下回る結果となった。
グリー2Q決算は減収減益–「アナザーエデン」海外配信は“大きなマイルストーン”
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業界動向 スクウェア・エニックス・ホールディングス,「平成31年3月期 第3四半期連結決算」を発表。営業利益は前年比65.3%減の約117億円
また、スクウェア・エニックスは決算短信の中で次のように報告した。
スマートデバイス・PCブラウザ等をプラットフォームとしたコンテンツにおいては、前期にサービスを開始したタイトルの多くが当社の想定を下回り、既存有力タイトルの売上高に上乗せをするに至りませんでした。
今年1月にはモバイルゲームメーカーのエイタロウソフトが破産するなどしており、モバイルゲーム市場が飽和状態にある中で競争が激化し、数ヶ月でサービスを終了するタイトルも目立つようになっており、明暗分かれる状況だ。
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