6月23日に欧米でサービスが開始された「Aion Classic」だが、クラシックサービスにも関わらず重課金仕様のPay-to-Winであることが判明して批判が殺到している
「Aion Classic」は、MMORPG「タワーオブアイオン」の2009年のバージョン1.2を再現したクラシックサービスである。
しかし、課金アイテムショップが存在し、そこで売られている「Tough Pink Tiger Candy Box」と呼ばれるアイテムが物議を醸した。
この課金アイテムは使うとバフを得られるというものだが、NPCに1個10万で売ることもできる。すなわち、この課金アイテムを買ってNPCに売ればゲーム内の通貨を獲得できるという公式RMT商品である。
1.2時代のAionにこういった課金アイテムは存在せず、「これのどこがクラシックなのか」という批判が殺到した。
さらに、Aion Classicは無料でもプレイできるが、バトルパス(日本ではディーヴァパス)というシステムが新たに実装されている。
このバトルパスに月額課金をすると様々な恩恵を受けられるというものだが、欧米市場にも関わらず1ヶ月30ドル(約3300円)という価格設定がされている。
これとは別に「シエルの機運」利用券の定額サービスがあり、欧米では1ヶ月15ドルである。こちらは実質必須のサービスとなっている。
つまり、利用券とバトルパスの両方に課金すると月額45ドルにもなり、高すぎると批判を受けている。
参考までに、フォートナイトのバトルパスは1シーズンで約1000円だ。現代のオンラインゲームで1ヶ月30ドルのゲームパスはかなり攻めた価格だと言わざるをえない。
重課金やPay-to-Winが嫌でクラシックサービスに期待した人にとっては、昨今のゲームとあまり変わらない重課金仕様というのは本末転倒である。
アイオンのクラシックサービスは日本でも今夏に開始予定であるが、課金関連の仕様が欧米と同じなのかは不明だ。
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