2019年以降に登場するMMOのトップ5を独断と偏見で紹介。
5. Project TL
開発:NCSOFT
Project TLは「リネージュ」のPC最新作。
もともと「リネージュエターナル」として長年に渡って開発が続けられたが、ベータテストの結果、現在の市場のニーズに適さないとして開発チームメンバーの入れ替えなども行い、ゲームエンジンをUE4に変更し、ゲームシステムも大幅に変更して「Project TL」として2017年から作り直されている。
リネージュエターナルと比較して自由度が大幅に向上し、フィールドもオープンワールドに。
“NCSOFTの全ての技術を結集して開発している”と説明されている。
開発コードネームの「TL」は「The Lineage」の略。
昨今、NCSOFTがスマートフォンにその主戦場を移しつつあるため、プロジェクトが中止されてしまうのではないかという不安が付き纏っている。
4. New World
開発:Amazon Game Studios
あの「Amazon」傘下のゲーム開発スタジオで作られているサバイバルMMO。
アマゾンウェブサービスのクラウドコンピューティングを活用しており、全く新しいゲームプレイ体験を生み出すとされている。
現段階では多くの情報は公開されていないものの、17世紀が舞台となっており、広大な世界を探索したり、物を作ったり、領土を支配したりといったサンドボックスのゲームプレイが特徴となっている。
3. Ashes of Creation
開発:Interpid Studios
Ashes of Creationは2016年に初公開されたMMORPG。
既存の多くのMMORPGは、世界の姿が固定されておりアップデート以外ではほとんど変化しないが、Ashes of Creationの世界はプレイヤーの行動次第で都市が繁栄したり衰退して滅んだりといった変化がリアルタイムで発生する。
オープンワールドのほとんどのエリアに家を作れるハウジングシステムや、プレイヤーの能力や行動に応じて行動が変化する敵AIなども特徴となっている。
開発者は、インスタンスコンテンツで失ってしまったMMORPGの「壮大さ」「大規模さ」を再び取り戻したいとしており、「真の次世代MMORPG」を目指すという目標を掲げている。
残念ながら2019年にはリリースされない。
2. A:IR
開発:Krafton (旧:Bluehole)
「TERA」の開発元で、「PUBG」開発元の親会社として知られるKrafton(Bluehole)によるMMORPG。
本作のディレクターもかつてのTERAのディレクターだった人物が担当している。
かつて「Project W」というコードネームで呼ばれていた。
機械文明と魔法が共存する世界を舞台とし、大規模なものから小規模なものまで飛空艇での空中戦が特徴。
既に日本サービスの配信権をゲームオンが契約済み。
1. Lost Ark
開発:Smilegate RPG
俯瞰視点のMMORPGで、ダンジョン、レイド、PvP、製作、採集、さらには航海など、MMORPGおなじみのコンテンツが大量に詰め込まれている。
派手な演出がリアルタイムで処理されたシネマティックダンジョンもウリの1つ。
技術的に革新的なゲームではないものの、全体的に高水準な作りが評価されている。
ここに挙げたタイトルの中では既にサービスが提供されている唯一のタイトルで、韓国サービスでは大きな注目を集め同時接続者数30万を記録した。
番外編: ペリア・クロニクルズ
開発元:Thing Soft
本作がトップ5のランク外となってしまったのは、2016年からこれといって新しい情報がないのと、開発がかなり難航してしまっている実情がある。
ペリア・クロニクルズは、2011年に「Project NT」として発表されたサンドボックスMMORPG。
アニメ風のグラフィックスとカードバトルのような戦闘システム、そしてなにより、ほぼ1から全てが作れるビルディングシステムが特徴。
開発は続けられている事が公式側から説明されているが、難航しているのは明らかだ。
ネクソンの内部関係者によると、技術的に商用サービスに間に合わない部分を簡素化するなどし、2019年にオープンベータテストを実施するべくスケジュールを組み直したようだが、サンドボックス部分が簡素化されたとなると不安しかない。
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