Cryptic Studiosが開発したMMORPG「City of Heroes」のプライベートサーバーである「Homecoming」に正式なライセンスが発行されたことが明らかになった。
Homecomingサーバーの運営チームは「過去数年間の皆様の忍耐に感謝します。その甲斐あって、NCSOFT® が Homecoming に City of Heroes™ を運営するライセンスを正式に付与したことを発表でき、大変うれしく思います。」と発表した。
- City of Heroesのサービスは2012年に終了している
- 以降、違法なエミュレーションサーバー(プライベートサーバー)が運営されていた
- 2019年4月、サーバーのソースコードが流出し、高精度なエミュレーションサーバーが乱立した
- その中の一つ「Homecomingサーバー」が2024年に入り、NCSOFTから正式にライセンスを発行され、合法なものとなった
IGN Error 403 - Unavailable (IFW-U02)
非公式サーバーの公式化で「復活」
10年以上前にサービスが終了していたMMORPGが、エミュレーションサーバーに正式なライセンスが与えられることで復活するという異例の展開となった。
Homecomingサーバーの運営チームは、公式化後も完全無料で、寄付金によってのみ運営されると説明している。
また、公式化後もライセンス使用料は発生していないとのこと。
Homecomingサーバーの運営チームは、サーバーの運営によって得られた収益の30%を災害復興基金に寄付するとしている。
NCSOFT & Homecoming License Announcement
「City of Heroes」は、2004年に正式サービスが開始されたMMORPGで、アメリカを舞台とし、ヒーローとなって様々なミッションを攻略するのが特徴。MMORPGはファンタジーやSF作品が多い中で、City of Heroesはスーパーヒーローをテーマとした珍しいゲームである。
Homecomingサーバーは、長年に渡ってNCSOFTと正式な認可に関する交渉を続けていたとされる。



コメント