ESOディレクター 「基本プレイ無料にしなかったこととコンソール版の登場が成功に繋がった」

MMORPG「The Elder Scrolls Online」のディレクターMatt Firor氏はgamesindutry.bizのインタビューで、The Elder Scrolls Onlineが2015年にビジネスモデルを切り替えてから大量の新規プレイヤーを獲得したと話した。

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The Elder Scrolls Onlineは2014年にパッケージ+月額課金制でサービスを開始したが、ゲームの評価自体もゲームの人気も芳しくない状況だった。

しかし、2015年に「Tamriel Unlimited」のアップデートを行い月額料金を撤廃し、PS4版とXbox One版が発売されたこともあって、The Elder Scrolls Onlineは再び成功を収めることができたという。

Matt Firor氏によると、オブリビオンやスカイリムで興味を持ってThe Elder Scrolls Onlineを購入したプレイヤーの多くは、「月額料金」という仕組みに慣れておらず、また、月額料金を払いたくないという人もおり、月額課金制の料金形態がプレイヤーをゲームから遠ざける形になってしまっていたという。

2015年の「Tamriel Unlimited」アップデート後にパッケージ料金だけでプレイできるようになり、そこに月額制のプレミアムオプションを加えることで、MMORPGの月額制を好む人も、そうでない人にも訴求でき、既存のプレイヤーにも新規プレイヤーにもポジティブな結果をもたらしたとのこと。

流行りに乗って基本プレイ無料化しなかったことはプレイヤーから歓迎され、ゲームを購入してその後余計な費用がかからないというのは、エルダースクロールズシリーズのファンが共鳴するものだったようだ。

また、2015年には「The Elder Scrolls Online」がPS4とXbox One向けにも発売され、これによって家庭用ゲーム機でエルダースクロールズシリーズのゲームを遊んでいた人達にも窓口を広げることができ、コンソールのデジタル版の売り上げは「非常に好調だった」ようで、料金形態の変更とコンソール版の登場によって予想を超えるほど多くの新規プレイヤーの獲得に成功したという。
当然、ゲームは基本プレイ無料ではなくパッケージ制なのでそのまま収益に繋がっているというわけだ。

Firor氏は最後に、かつてはMMOという言葉はMMORPGのことを指していたが、今では「MMO」という言葉はゲームデザインの事ではなく、テクノロジーのことを指すようになっており、大勢の人々が一緒にゲームを遊べるあらゆるゲームはMMOだと話した。

5月31日にはDLC「Dark Brotherhood」が発売される予定となっている。
また、6月23日には日本語版の発売も予定されている。

ソース: gamesindustry.biz

エルダースクロールズオンライン 公式サイト

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