FF14 零式4層のナーフについて釈明

ファイナルファンタジーXIVの吉田直樹プロデューサー兼ディレクターは、「万魔殿パンデモニウム零式:煉獄編4層」の難易度調整について公式サイトで状況を説明した。

8月30日に実装された「万魔殿パンデモニウム零式:煉獄編4層」において、9月13日のパッチ6.21でボスのHPが下方修正されることになったが、これがプレイヤーの間で賛否両論となったため、吉田P/Dは公式サイトを通じて調整の意図を説明している。

煉獄編零式4層は、過去の零式4層と比べてボスのHPが1%以上高い値に設定されていたことで、dpsチェックが厳しくなり、パーティ募集における特定ジョブの締め出しや難易度が高すぎることへの不満の声が上がるといった問題が発生していた。

吉田P/Dによると、FF14のトッププレイヤーはバトルチーム内の調整メンバーよりも圧倒的にプレイスキルが高いため、ボスHPの最終値は調整メンバーのクリアデータ+αに設定してリリースするようにしていたという。

今回、零式4層に関しては「これまで以上にギリギリの歯ごたえがあるバトルを」という方針で開発していたこともあり、調整プレイ時間が長くなり、結果的に調整メンバーの練度が上昇してしまい、参考にするクリアデータの値に+αした時にボスHPが過剰になってしまうという事態に至ったようである。

FF14としては異例とも言える、ジョブのバランス調整だけでなくコンテンツ側の数値調整も行った理由については、特定のジョブに絞って強化を行うと、ロールバランスが崩れ、調整のなかったジョブから不満の声が出ることが予想されたためだとしている。

吉田直樹プロデューサー兼ディレクターは調整ミスについて次のように謝罪している。

今回の早期調整は、コンテンツ難度の「緩和」ではなく、あくまで数値の設定に大きなミスがあり、本来の「零式4層相当」よりも難しくなってしまったものを、通常状態に変更する、という意図で行ったつもりでした。

もちろん、前述させていただいたように、課されたハードルをクリアするために努力を続けていた方にとっては、「クリア目前で緩和されてしまった」と感じられてしまっても致し方なく、誠に申し訳ありませんでした。

今後も高難度コンテンツは、特に早期クリアにおいて、ギリギリの戦いを楽しんでいただきたい、という想いは強く、引き続き我々の調整精度を高めていきたいと思っています。また、それと同時にこのような事態に陥った際には、もっと広範囲にプレイヤーの皆さんの心情を理解・把握し、見解をお知らせした上で、対応を一週間待つなど、より皆さんに寄り添ったリカバリーができないか、運営品質向上に努めてまいります。

繰り返しとなりますが、調整ミスにより大きなご迷惑をおかけすることとなりましたこと、深くお詫びいたします。

FF14における難易度の下方修正に関しては、292人しかクリア者がいないことで話題となった「機工城アレキサンダー零式:起動編3層」がパッチ3.21で調整されたことが代表的。

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