MMORPG「ロストアーク」のディレクターが辞任の意向。健康上の理由で

MMORPG「ロストアーク」の開発チームを率いているSmileGate RPGのクム・ガンソン ディレクターが辞任の意向を示していることが明らかになった

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「ロストアーク」のクム・ガンソンディレクターは、5月13日に配信されたロストアークの公式番組で、「エルガシア」アップデートがディレクターとして最後のアップデートになると伝え、辞任の意向を明らかにした。

クム・ガンソンディレクターは辞任の理由を健康上の問題と説明しており、「自分はメンタルが強い方だと思っていましたが、プレッシャーや孤独など色々とストレスがあったかもしれません」、「健康は損ないましたが、ロストアークが愛されるIPになったので人生の良い選択だったと思います」と話し、「後悔はない」と伝えた。健康状態は以前から悪化しており、2021年には入院し手術を受けており、昨年のオンラインイベントには病院で鎮痛剤を打ってから出演していたという。

「Gold River(ゴールドリバー)」の愛称で知られるクム・ガンソンディレクターは、開発初期は企画チーム長としてロストアークの開発に参加し、2016年からは全プロジェクトを統括するディレクターに任命された。韓国サービス開始後のシーズン1で低迷していたロストアークを2020年から実施されたシーズン2アップデートで立て直し、シーズン1対比で同時接続者数を6倍以上にし、ロストアークを韓国市場で最も人気のあるMMORPGの座に押し上げた。2022年3月にはSmileGateがAmazonと組んで欧米向けのサービスを開始し、当初目標だった20万人を大幅に超える、最大同時接続者数130万人を記録した。

クム・ガンソンディレクターは、「ロストアークを作り始めた時、私の夢は素朴でした。全世界で一人だけでもいいから、誰かの人生の一部になれるゲームにしようと思った。」「開発チームは本当に素晴らしく、ゲームへの愛にあふれる人が多いので、私ひとりが抜けてもロストアークに傷がつくことはないでしょう。」と語った。

辞任の意向が伝えられた公式番組のラストで、ロストアークの楽曲「Sweet Dreams, My Dear」の特別映像が公開された。この曲の歌詞はロストアークの登場人物・ベアトリスからプレイヤーへのメッセージになっているだけでなく、クム・ガンソンディレクターからプレイヤーへのメッセージでもあるという。

※注意:映像にロストアークのストーリーに関するネタバレが含まれています

ソース: inven, YouTube

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