Sony Online Entertainmentは、8月15日にSOE Liveで行われた「EverQuest Next」のキーノートで、EverQuest Nextの最新情報を公開した。
EverQuest Nextには全部で約40種類のクラスが存在するが、プレイヤーは冒険を通じて転職可能なクラスを増やしていくことができる。
今回のキーノートでは既に発表されていたウォーリアーとウィザードに加え、新たにエレメンタリスト、クレリック、テンペストという3種類のクラスが発表された。
下の動画の28:00頃からクラスの説明が行われている。(実際の戦闘の映像もあり)
▼SOE LIVE キーノート
キーノートではEverQuest Nextの戦闘システムについても言及された。
EQNの戦闘はスキルベースで、タブターゲット方式ではないとのこと。
プレイヤーは非常にアグレッシブな戦闘をすることになり、敵の位置、自分の向き、移動速度などを意識しスキルを使っていく必要がある。また、環境物を破壊できるというEQNextの特徴も戦略に繋がるようだ。
EverQuest Nextは、「Landmark」と密接に連携しており、既にLandmarkでプレイヤーが作ったアセットがEQNextの世界に登場している。また、Landmarkに実装される多くの要素がそのままEQNextでも使われている。
例えば、地表だけでなく地面の中にも世界が広がっている、あるいはプレイヤーの破壊行動によって新たな地形が生まれるというEverQuest Nextの特徴に関しても、既にLandmarkで地面を掘っていくと洞窟につながっているといった部分が活かされている。
これによってEverQuest Nextの世界の姿は刻々と変化していくが、世界の姿が大きく変わったらそれにふさわしい新曲をジェレミー・ソウル氏がその都度書くことになる模様。
従来のMMORPGでは世界の姿を変えられるのは開発者だけだったが、EQNextではプレイヤーの行動が積み重なって世界の姿が変わることになる。
LandmarkとEverQuest Nextの最大の違いは「Rallying Call」であるという。
Rallying Callは大勢のプレイヤーが参加するイベントで、報酬のためにプレイしたとしてもこれ自体がEverQuest Nextの世界の状況を大きく変えていくことになる。
上の動画の58:00頃からRallying Callについての言及と映像がある。
例えばプレイヤーが街を山賊から守ることを続けていると、山賊の恨みや妬みが増していき、それがきっかけでエリアにいる山賊が一斉に城を襲ってくることがある。これがRallying Callとして大規模なPvEの攻城戦になるようだ。
もちろんRallying Callには攻城戦だけでなくプレイヤーが長期的に街を作っていくこと自体もイベントになったりする。
このRallying Callは世界の状況によって内容が多彩に変化し、Rallying Callによっても世界の状況が変化するため、全く同じものが発生するということはないとのこと。
EverQuest NextにはRohsongと呼ばれる本があり、世界のどこで何が起こっているのかということを教え、プレイヤーに指針を示してくれるという。
EQNextにはクエストは存在するが、従来のMMORPGのように街のNPCからクエストを大量に受けてこなすといった形式ではないようだ。
ゲームはまだ非常に早い段階にあるようで、EverQuest Nextの今後のスケジュールについての言及はなかった。
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