MOアクション「KRITIKA」(クリティカ) プレビュー&インプレッション

「ルニア戦記」の開発元であるALL-MによるオンラインアクションRPG「KRITIKA」(クリティカ)のプレビュー&インプレッション
ゲームオンが日本国内配信に関するライセンスを取得している

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■概要
クリティカは、ドラゴンネスト、マビノギ英雄伝、C9、タルタロス、PSO2、ラスティハーツ、ティアラコンチェルトといったようなゲームと同じジャンルのMOアクションRPG。
エクストリームアクションを謳う高速で激しい戦闘が特徴。

■グラフィックス
クリティカのグラフィックスはやや独特で、ラスティハーツほどのトゥーンレンダリングではないものの、普通の3Dグラフィックとは少し違うという印象。

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このためか、推奨環境がGeFroce 9600/Radeon 3850と昨今のエントリークラス以下の要求スペックであり、敷居は低いと思われる。
グラフィックスオプションが少ないのでハイスペックPCの性能を生かすことはできない。

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別段良いとも悪いとも思わない微妙なグラフィックだが、キャラクターの戦闘モーションはスムーズ。ただし、走るときのモーションは個人的にはあまり好きではない。
また、壁際で必殺技スキルを使った時に壁の裏側にカメラが回りこんでしまって何も見えなくなることがある。
グラフィックスがお目当てでこのゲームをプレイする人はまずいないだろう。

■キャラクタークリエイション

このジャンルのゲームにはありがちだが、キャラクターとクラスが固定されている。
現時点では性別も固定されているのでキャラクターを優先するか、クラスを優先するか選ばなくてはならない。基本職は現時点で3種類なので選択の幅は狭い。

キャラメイクはかなりシンプルなもので、髪型、髪色、顔、瞳の色、肌の色、服の色を変更することができる。
髪型や顔の種類は少ない。各パーツを詳細に設定することはできない。
MOなのでMMOほど気にならないが、自分によく似たキャラクターに出会うことも多そうだ。

Diabloシリーズやタルタロスオンライン、ラスティハーツなどはキャラクターの見た目をほとんどいじることができなかったが、家庭用ゲームのようにキャラクターの外見がある程度完成されているのが好きな人もいれば、カスタマイズして自分だけのキャラクターを作りたい人も多いので、これは好みがわかれるところだろう。

■クラスシステム
基本職「戦士(ウォーリアー)」「盗賊(ローグ)」「魔法師(メイジ)」と、2次職がそれぞれ3つずつ存在している。レベル15になると転職することができる。

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戦士2次職
「狂戦士(レイジングバーサーカー)」「爆魔(バーストブレイカー)」「魔剣士(デーモンブレード)」

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盗賊2次職
「暗殺者(クリムゾンアサシン)」「体術士(キャットアクロバット)」「天狼主(ミスティックウルフガーディアン)」
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魔法師2次職
「影術士(シャドウメイジ)」「時空操術士(ディメンションコントローラー)」「冷気術士(フリージングブラスター)」

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魔法師は武器は銃を使うというユニークなクラス。

1次職とは比べ物にならないほど2次職は個性的で面白くなる。暴走しているようなアクションが可能な狂戦士や、敵キャラが使いそうな邪悪な攻撃ができる影術士、アクロバティックなアクション+ニャーニャー言う猫っぽいキャラという体術士などなど。

尚、転職前にどういったスキルがあるのか、スキルはどんなものなのかをゲーム内で確認できるので、転職してみて自分の好みと違ってがっかりということは避けられやすそうだ。

一見するとローグ系の職の素早くて人気が出そうなのだが、魔剣士も侍のような動きで相当素早い攻撃ができる。

■ゲームプレイ・クエスト
ゲームの内容自体は多くのMOアクションRPGとほとんど変わらない。
クエストを街や村で受け、ダンジョンへ入場し、ダンジョンの最後の地点にいるボスを倒せばクリアとなる。
街はMMOゾーンで、戦闘を行うステージはゾーンインスタンスとなっている。
プレイの内容が最後に評価され、S・A・B・Cといったようなランクが付けられる。
ゲームの方針として「インスタントゲームプレイ」が指向されており、クリティカの各ステージは基本的に1ステージは10分以内でクリアできる手軽さとなっている。(早いと2分以下で終わる

各ステージには4段階の難易度が設定されており、難しいほどドロップアイテムが良い物になる。

ノーマル・ハード程度の難易度では、自分のレベルにあった装備をしっかり身につけていればほとんど苦戦することはないが、最高難度ではボス戦でそこそこの歯ごたえを感じることができる。
中盤あたりからは正面からがむしゃらにボスに攻撃するだけでは返り討ちにされる可能性もある。

クリティカの各ステージのマップは細かくわかれており、エリアを移動するたびにロードが入るので鬱陶しく感じる。

▼NPCとの対話画面 クエストをくれるNPCには立ち絵が用意されている
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■戦闘
このジャンルではすっかりおなじみとなったTPSスタイルのノンターゲティングアクション戦闘
といってもクロスヘアに敵を合わせて攻撃するわけではなく、距離と向きと高さで命中が判定される。
カメラが向いている方向に攻撃するモードと、キャラクターが向いている方向に攻撃するモードを選ぶことができる。
WASDで移動、ホットキーでスキルやアイテムの使用、マウス左クリックで基本攻撃、右クリックやQ、Eなどで追撃。

説明がなくてもプレイする中で操作がすぐ覚えられる非常に簡単な戦闘システムではあるが、スピーディかつ豪快に次々とスキルを繰り出せる。
10匹くらいの敵をかき集めて一気に攻撃できるので、爽快感は非常に高い。

EXゲージというものが戦闘によって蓄積していき、一定以上溜まるとEXモードを発動することが可能。EXモード中にはEXスキルと呼ばれる必殺技を使用でき、EXスキルを使うと特別な演出と共に強力な攻撃をしかけることができる。(相手との距離や方向を間違えれば外れることもある)

戦闘ではないがアイテムを拾うのが面倒くさいので倒したら自動的に取得されるように変更してもらいたい。

下掲のトレーラーを見れば、このゲームの戦闘システムの概要というものはほぼ理解できることだろう。

▼クリティカ OBT キャラクタートレーラー

■レベルシステム・ビルド
レベルはキャラクターに一つ存在する。(クラスレベルなどはない)
レベルが上がればスキルポイントを獲得でき、スキルの取得や強化に割り振ることが可能。
序盤はほとんどスキルにポイントを割り振れるが、中盤以降は必要ポイント数が増加するため、どのスキルを強化するか考えて成長させていく必要が出てくる。

▼スキルウィンドウ どんなスキルか右の小画面に映像が表示される
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転職時には割り振ったスキルポイントが一度リセットされ、振り直せる。

プレイヤーの成長は非常にシンプルなもので、レベルが上がればスキルポイントを得て、新しい装備を装着できるようになり、新しいステージに挑戦できるようになるといった具合。

とりあえず前半~中盤あたりは簡単にレベルアップする。聞いた話ではレベル40あたりからレベルが上がりづらくなるとか。

■疲労度
悪魔のシステム?

プレイ時間ではなくダンジョン1回ごとに減るため、物凄い勢いでプレイすると一気に疲労度が蓄積する。疲労度がMAXになるとダンジョンに行けなくなる。また、疲労度の回復は1日毎に行われるので、一度疲労度がMAXになれば、もうその日はそのキャラクターでは遊べないということだ。
同じアカウントの別のキャラクターには適用されないのは不幸中の幸いだろうか。

■装備・アバター
例のごとく、武器以外の装備はグラフィックに反映されない。
したがって、キャラクターの見た目を変えるのはアバターアイテムとなる。
アバターは基本的にはイベントの景品や課金アイテムとして用意されるようだ。アバターを売っているNPCやアバターの製作ができそうな雰囲気はなかった。

武器は職ごとに3種類あり、それぞれ異なる特徴を持つ。例えば攻撃速度は遅くなるが攻撃力が上がる武器や、攻撃速度は上がるが攻撃力はそこまで高くない武器など。

装備のランクは白、緑、青、紫、黄の5段階ある。ステージの難易度が高いほど、高ランクの装備がドロップしやすくなる。
製作では紫の武器・防具を作ることができる。
各装備は分解して素材アイテムに変えることができる。

装備は石1個とお金を消費して強化することができる。強化に失敗してもペナルティはない。
+6あたりまでは簡単に強化できるが、それ以上の強化は失敗することも多くなる。強化の成功率を上げるアイテムもゲーム内で入手できる。+12以上の強化に成功すると全エリアにアナウンスされる。

■サウンド
効果音もBGMも至って普通で特に言及することはない。

■総評
本作の紹介を読むと、アニメ調のグラフィックス、エクストリームアクション、負担の少ないゲームプレイという三本柱が最大の特徴となっている。
これには偽りはない。エクストリームなのかどうかはわからないが、少なくとも2次職転職後の戦闘は豪快なアクションが楽しく、また、1ステージがサクサクと短時間で終わるので確かにプレイヤーへの負担は少ない。

ただし、カットシーンなどがほとんど挿入されず、各ステージにはギミックやイベントがほとんど発生しないので味気なさを感じてしまうこともあり、ゲーム全体の完成度というのはC9やドラゴンネストといったこのジャンルで成功しているタイトルには及んでおらず、どことなくこぢんまりとしている印象だ。

基本プレイ無料+お手軽という組み合わせはうまく作用するはずなので、日本サービスは各種アップデートがされて熟成された後の方が良いと思われる。

【良い】
+高速かつ豪快な爽快感ある戦闘
+簡単な操作でコンボが可能
+各ステージがサクサク進み、短時間で終わるので負担が少ない
+システムがシンプルで複雑な操作が不要
+ソロプレイでも問題なく進めるようなデザイン(序盤~中盤)
+クライアントが軽い(2GB)
+基本プレイ無料

【悪い】
-クラスとキャラクター・性別が固定されている(現時点では)
-職・キャラ固定を踏まえた上で1次職が3種類しかない
-ストーリーの演出や各ステージの特徴のなさ
-カメラが壁の裏側に回りこんで画面が見えなくなることがある
-シームレスではなく、ダンジョン内でエリア移動の度に短いロードが入る
(-長期的なサービスに耐えられるコンテンツが不透明)

※職業バランスについては今回は言及していません。(正式サービス前のため)

▼KRITIKA OBT Trailer

▼ダンジョンの一連の流れ

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