中国のSnail Gameが開発したMMORPG「九陰真経オンライン」はビッグタイトルではあるが、日本ではサービス予定もなく、ゲームメディアもほとんど情報を出していないので存在を知らない人が多い大作オンラインゲームの一つであることは間違いなさそうだ。
そもそも中国産ゲームと聞くと、パクりばかりで質も低くて大したことがないと思ってしまうが、このゲームはMMORPGの情報サイトMMORPG.comでは1月16日現在で8.21というユーザースコアをマークしており、スコア順に上から数えたほうが早い良作MMOゲームとして扱われている。
また、オンラインゲームニュースサイトMassivelyでは「Age of Wushu is probably the greatest sandbox you’ll never play」(九陰真経オンラインはあなたがプレイすることがないであろう最高のサンドボックスかもしれない。)とポジティブな評価をしている。
申し訳ないことに、筆者はこのゲームのクローズドβテストに参加してはいたものの、年末だったためほとんどできず、わずかな要素しか理解しきれなかったのだが、主な特徴としては、
- 中国の武侠世界「江湖」をかなり忠実に再現している(と思われる)
- 割と小綺麗なグラフィックス(キャラクターよりも建物や環境)
- 攻撃スキル・防御・防御崩しスキルの3系統のアクションを使い分けて敵を倒す
- キャラクターレベルがなく、修練値というポイントを得てから「時間経過」「お金」「集団訓練」のいずれかの方法でスキルのレベルを上げていくレベリングシステム
- 集団訓練は中国の映画などでよく見かける太極拳の集団トレーニング的なことを他のプレイヤーと一緒にするもの
- ストーリーのクエストはあるが、クエストにしたがってレベルを上げながら様々なエリアを進んでいくタイプのMMORPGではない
- 8つの勢力が存在する
- 軽功が使える(人間離れしたジャンプをしたり、壁を走ったり)
- 目的地への自動移動がある
- バラエティ豊富な製作や採集
- プレイヤーキャラクターがNPCにぶつかるとよろける
- 敵の本拠地へスパイをするという仕事がある(スパイを見つける仕事もある)
- Pay-to-Win 基本プレイ無料だが、課金するとゲームをログアウトしてもキャラクターがワールドに居続け、街のパトロールや清掃をして修練値を獲得してくれる模様
- 中国で映画化されるとか(噂)
九陰真経オンライン(英:Age of Wushu)は、WoW系のMMORPGとEVE OnlineのようなサンドボックスMMOの中間に位置するユニークなゲームで、量産型ゲームの多い中国産MMORPGの中ではひときわ目立つ存在だ。
2月あたりにオープンベータが北米で始まる予定なので、気になる人はプレイしてみてはいかがだろうか?
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