MMORPG「ArcheAge」(アーキエイジ)のロシアサーバーのオープンベータテストが最近開始されたが、ArcheAgeの英語コミュニティとしては最大のArcheAge Sourceが、現在のArcheAgeが抱える問題点について解説している。
韓国では2014年1月に「エアナード 1.0」アップデートを実施し、大規模な改変とレベルキャップの引き上げを行ったが、ArcheAgeにとってマイナスとなる要素が多かったようだ。
エアナード1.0アップデート以前のArcheAgeの問題点
■プレイヤー同士の対立と海賊行為に制限をかけることによって、ゲームプレイの中核にあるモチベーションが失われている
- あまりにも多くのPvPができない時間帯が自由島(フリーダムロード)の周辺に設定されている
- 自由島(フリーダムロード)の周辺に3つの中立地帯の島が追加された
- 街の中など、ワールド全域における安全地帯の急増
- 貿易のリスクが減少し、一か八か海賊行為をするメリットがなくなった
- プレイヤーが装備を入手可能なインスタンスダンジョンがあまりにも多い
- インスタンスダンジョンでの装備入手は、製作による素材の消費とPvPなどの対立のリスクがない
■攻城戦は期待に応えられるほど良いものではない
- 次の攻城戦までの期間が長すぎる
- 事実上インスタンス化されている攻城戦は無意味で馬鹿げている
- 戦闘が復活地点での待ちぶせばかりになる
- 城の防衛・破壊の成功はプレイヤーにとってはほとんど影響がない
■護衛NPCのAIは頭が悪く、PvPでほとんど役に立たない
■ゲーム内の通貨を使う目的がない
1.0アップデートの良い変更点
- 職業バランス
- BOTが減っている
- 蜃気楼島のアイテムの価格が上昇している
1.0アップデートの悪い変更点
- 隠された場所を見つけても報酬がなくなったため、探索する意欲がわかない
- デルフィナードの星はデイリークエストのみから入手できるようになり、貿易では入手不可能になった
- 貿易の報酬はゴールドのみ
- 強奪した貿易品を交換しても60%の報酬のみが得られ、残りの40%は本来の持ち主が入手するという馬鹿げたものに
- 旧大陸の安全地帯
- いくつかの課金アイテムが強すぎる。例:クールダウンの時間が短い労働力回復のポーション
- 50から55までのレベリングのほとんどがつまらないデイリークエストに頼ることになる
- レベル55のプレイヤーはレベル55に到達していないプレイヤーと比べて圧倒的に有利(レベル51~54のプレイヤーと比較しても)
- 通貨システムの変更はゲームをこれまで以上に課金アイテムに焦点をあわせたものになっている
MMORPG.comは、ArcheAgeはもともと「サンドボックス」を掲げていたが、開発のXLGAMESがArcheAgeを「サンドパーク」(サンドボックスとテーマパークの混合)と呼び始めたということに触れ、「砂場から砂がなくなっているのか?」(=サンドボックスの要素がなくなっているのか?)と批評している。
情報元:ArcheAge Source, Massively
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