中国でまもなくオープンβテストが始まるMMORPG「TERA」の中国運営のKunlun Gamesは合同インタビューで、Bluehole Studioが開発している2つの新作は「TERA」の後継作ではないことを明らかにした。

Q. BlueholeでTERAのソーシャルゲームとTERA2を開発しているようだが、次回作にも意欲がありますか?
A. Blueholeのキム・ガンソク代表と話をしたが、現在進行している二作ともTERAの後続作ではないと言っていましたよ。進行中のMMORPGはまだ契約までは遠いし、ソーシャルゲームの方は結果を見てから判断するでしょう。
Blueholeが2つの新作を開発中であることが明らかになっており、新規プロジェクトには「Aion」「ArcheAge」「TERA」の開発スタッフが参加しているという。しかしこの2つともTERAの続編ではないと今回の発言は指摘している。
TERA開発のBluehole Studio、2つの新作MMORPGを開発中か
その他、TERAの中国サービスに関するQ&A
Q. TERA中国サービス契約を締結してから1年ほど経ちました。これほど時間がかかった理由は?
A. 契約後1年が経過した内容から申し上げますと、思ったよりも簡単な理由です。まず料金モデルがP2P(月額制)からF2P(基本プレイ無料)に切り替わったことです。1年間のモデルチェンジでシステムを改善し、最初は経済システムの改編でした。帰属ゴールドシステムを追加し、このほかにさまざまなコンテンツが実装されました。このため中国のビルドでは韓国、日本、北米とは別の経済システムを持つようになりました。

Q. 中国内で昆仑游戏(Kunlun Games)の認知度は低い方です。これをどのように克服しますか?
A. オンラインゲーム会社の成功は、すべてのゲームが成功するのではなく、一つのタイトルだけが成功しても「成功した」と評価されることがあります。例えば中国ではクロスファイアが成功しなかった場合、スマイルゲートという会社を誰も知らなかったはずです。したがって、TERAが成功すればこのような雑音はすべて解消されるでしょう。
TERAには成功に向けて大きな助けとなるいくつかの要因があります。一つ目はAAAゲームという点。二つ目は非常にアクション性の高いゲームであるという点です。Kunlunもオンラインゲームサービスで実績がある企業だけに、TERAもギルドウォーズ2のような成績を出せると考えています。
TERAの準備状況を簡単に共有できるように、色々なマーケティングの中でもまず先にメディアと協力契約をした。17171、テンセント、duowanなどと契約をした結果、80万人の新規ユーザーの加入を期待しています。また、ビデオ広告のマーケティングも行う予定で、SNSマーケティングのために微博、Wechat、百度と契約し、最後にネットカフェのマーケティングで50万人を募集します。これにより、TERAは約400万人を集めることができ、これくらいなら中国で成功することができると確信しています。
Q. 1ヶ月後に残っているプレイヤーは何%だと予想しますか?個人的にはそれを達成してこそ成功だと思います。
A. 7日ずつのテストを2回したところ、継続率は非常に高かったです。いくつかの国のユーザーの継続率の平均値をある程度知っていますが、中国と韓国は継続率が低く、日本や台湾は継続率が高かったです。中国サーバーは35~40%ありました。これは中国としては非常に高い数字です。
私が考える成功の基準はそれほど高くありません。Blueholeの代表は中国の接続数を100万と予想し、契約金は4000万ドル(約40億円)になりました。これほどのコストであればどんなゲームでも買うことができます。Blade & Soul、ArcheAgeを除けば、近年ではこの規模で契約したゲームはありません。私の基準では、TERAが5~10年程度サービスを継続して提供できれば成功だと思います。
Q. 中国ではいつ正式サービス予定ですか?
A. 8月にオープンベータを実施する予定です。
Q. Bluehole Studioとのコミュニケーションは上手くいっていますか?
A. 初めて韓国とプロジェクトを進めるとなった時に心配をしていました。しかし、実際に進めてみるとこれまで大きな無理もなく、コミュニケーションは良くなっているほうです。お互いの意見が時々衝突しますが、これだけ大きなプロジェクトにしてはそこまでの摩擦はなかったようです。比較的コミュニケーションがうまくいっていると思います。
他の開発会社とも契約をしてサービスをしていますが、そっちでは確実に問題が発生していますが、相対的にBlueholeとは話が良くできている。Blueholeから60人余りの人材を投入し中国のビルドを作っていま
す。
ソース: inven
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