中国政府 オンラインゲームにおけるガチャ等の事後管理強化へ。確率表示は義務化。事実と違ったら法的制裁

中華人民共和国文化部がオンラインゲームに関する新たな法案を公開した。

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要約

  • 有料のガチャ等の中身と確率を全て公式サイトに明記せよ
  • ユーザーのガチャ利用結果を記録して90日以上維持し、サンプルとしてランダムに公開せよ
  • ガチャで手に入るものと同じ性能を達成できるものを他の手段(ゲーム内の仮想通貨等)でも提供せよ
  • 中国政府が検証し、公開されている確率と事実が異なる場合は法的制裁

オンラインゲームビジネスの運用責任が不明確であり、ユーザーの権利保護が不十分であるということから、新たな法案が作成されたようで、中核はオンラインゲームにおけるランダム要素の確率を公式サイト等で明示することと、これに対する中国政府の事後管理だ。

法案は2017年5月に適用されるようで、公開基準は非常に厳しいものとなっている。

中国のオンラインゲームの運営会社は、ガチャやくじ、ランダムボックス等で得られる全てのアイテムの名前、性能、内容、数量、そして確率をそれぞれ公式サイト等で”よく見える位置”に速やかに掲載しなければならない。

これらの確率型の商品を購入したユーザーの結果を90日以上記録して維持しなければならず、それらの中からランダムでサンプル結果を公表しなければならない。この際、ユーザーのプライバシーが守られる手段を取る必要があるという。

さらに、ガチャやくじなどで得られるアイテムと同じ物や同じ性能を、他の方法やゲーム内の仮想通貨を用いても入手・達成できるようにしなければならない。

尚、公開される確率は効果的な事実でなければならないと明記されており、中国文化部は法案適用後に継続的にオンラインゲーム運営会社が公開した確率を検証するという。これが事実と異なる場合には法的制裁を科すことになるようだ。

この法案により、中国でサービスを行っている世界中のオンラインゲームのランダムアイテムの確率が判明するのではないかと予想されている。

ソース: 中華人民共和国文化部

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