台湾のゲーム情報サイト「遊戯基地」が、TERAの台湾運営OMG Digital Entertainmentの林一泓CEOに行ったインタビュー。
台湾におけるTERAの利用料金やバージョン、日本版について、そしてTERAの寿命などにも言及されている。
本稿ではインタビュー内容の要点を箇条書きにして紹介する。
台湾も月額制を導入
- 台湾のTERA正式サービス開始は2012年第3四半期に確定
- 料金形態は月額料金+アイテム課金
- 月額料金は当初650台湾ドル(≒1800円)を予定していたが、ユーザーの反応を見て500台湾ドル(≒1400円)に変更。
- 3ヶ月、半年、1年単位の料金プランも用意しており、1年契約だと月額350台湾ドル(≒960円)に割引される。
- ゲームのバランスが崩れる課金アイテムは販売しない
台湾版は欧米版の仕様も取り入れる
- 台湾版のTERAは韓国の最新版に限りなく近いバージョンにする
- 仕様は韓国版と欧米版を合わせたようなものになる※
- 韓国版と欧米版の良い部分をピックアップして、段階ごとにより良い体験ができるようにする。
- 北米で起きた訴訟の問題は台湾では心配する必要はない
- 日本版について林CEOは以下のように言及している
「日本版のTERAには問題がある。大量のコンテンツを簡単にしすぎたせいで、プレイヤーがすぐにキャラクターを完成させてしまい、その結果することがなくってプレイヤーが去っていき、ゲームの終わりを加速させている。」
(原文:日版《TERA》有其問題,因為將太多內容過於簡化,以至於玩家很快的完成一切,太快達到後期目標的結果就是讓玩家沒事做,加速遊戲的結束。)
※欧米版では、強化失敗時に強化段階が低下しないように仕様変更。また、レベル58インスタンスダンジョンの一部をレベル60のダンジョンに引き上げてコンテンツを増やす方向で修正されている。
▼インタビューに答えるOMG 林一泓CEO
TERAの寿命は2~3年と予想
- 最近のゲームの寿命は全体的に短くなっている。ほとんどのゲームはオープンベータがピークとなってそのあとは下降している。
- うまくいけばTERAの寿命は台湾で少なくとも2~3年で、8ヶ月~1年間は好調を維持できると予想している。
OMGは、2012年第1四半期に「EDDA 伊達傳說」、第2四半期に「功夫英雄」、第3四半期に「TERA」、第4四半期に「Bella Legend of Crystal」をロンチする計画を立てている。
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