「World of Warcraft」伝説のデバフ伝染事件が新型コロナウイルスで改めて注目を集める

MMORPG

2005年のMMORPG「World of Warcraft」で起こった伝説のバグ伝染事件「Corrupted Blood事件」でのプレイヤーの行動が、現実世界における人々の行動と類似することが、新型コロナウイルスの感染拡大で改めて注目を集めている。

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デバフの感染が起こった伝説の事件

Corrupted Blood事件は、MMORPG「World of Warcraft」において2005年9月13日に発生した仮想世界のパンデミック。

Corrupted Bloodと呼ばれる持続ダメージのデバフには、周囲にいるプレイヤーにも感染するという特性があり、このデバフが小さなバグによってレイドダンジョンの外に持ち出されてしまい、さらにペットを使うことでデバフを保存できたため、次々に関係ないプレイヤーにも伝染していくことになった。

修正パッチが適用されるまでの約1ヶ月間、World of Warcraftはこのバグに悩まされることになるが、ゲームの仮想世界であるにも関わらず、プレイヤーは本当に健康被害があるかのような行動を取り、後にこの事件が現実の感染症の発生時における人間の反応の参考として多くの機関から研究対象にされた。

2019年に発生した新型コロナウイルスの感染拡大とそれに対する人々の反応は既にCorrupted Blood事件とかなりの類似性を見せており、改めて注目されることとなった。

▼デバフが感染している様子を収めた動画

新型コロナウイルスに関連してWoWで起こった事件を紹介するツイート

Corrupted Blood事件と2019年コロナウイルス感染症の比較

WoWの事件:
バグでレイドダンジョンの外に持ち出され、次々に感染が拡大する

新型コロナウイルス:
中国武漢市で肺炎患者が報告され、感染者が中国国外に渡航して感染が拡大する

WoWの事件:
感染拡大直後は修正不可能だったため、運営がプレイヤーに自己隔離(自主避難)をするように呼びかけ

新型コロナウイルス:
政府が不要不急の外出を控えるように呼びかけ

WoWの事件:
多くのプレイヤーはそれほど深刻にとらえていなかったため感染が拡大する

新型コロナウイルス:
感染の疑いのある者が繁華街を訪れたり、イベントに参加したり、公共交通機関を利用するなどして感染拡大

WoWの事件:
NPCにも感染したが、デバフによるダメージはNPCに確認できなかった。しかし、NPCからプレイヤーにデバフの感染が起こっていた

新型コロナウイルス:
検査陰性の人が後に発症。発症前の保菌者からの感染

WoWの事件:
プレイヤーはデバフの感染拡大によって通常のゲームプレイが困難になる

新型コロナウイルス:
在宅勤務、イベント等の中止、休校措置、無観客試合など

WoWの事件:
パニックが起こるほど感染が拡大するとプレイヤーは人の多い都市を避けるようになり、人の少ないエリアに避難した
プレイヤーによってはゲームにログインすること自体を控えた

新型コロナウイルス:
人混みを避ける人が増え、閑散とする都市部も
感染者が多い地域の隔離

WoWの事件:
わざとデバフを伝染させて混乱を引き起こそうとするプレイヤーが現れる

新型コロナウイルス:
コロナウイルス陽性の男がウイルスをばら撒くため居酒屋を訪れる
感染していることを隠してコンビニでアルバイト


WoWの事件:
都市部では死体が大量に転がる地獄絵図となった

新型コロナウイルス:

2005年に仮想世界で起きた事件は、人々の行動がどのように感染症の拡散を促進するのかという事や、さらには一部の人間の悪意によって、対策を取っている人々も感染してしまう危険性があるという教訓も与えている。

参考:Telegraph, ウィキペディア

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