Guild Wars 2 「スキルと戦闘」βプレイレポート#4

ギルドウォーズ2 プレイレポートシリーズ第4回は「スキルと戦闘

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■戦闘
まず、ギルドウォーズ2を初めてプレイした時は操作のしづらさに少し戸惑った。
デフォルトではWで前進、Sで後退、Aで左旋回、Dで右旋回、Qで左平行移動、Eで右平行移動となっているのだが、AとDが旋回だったことが理由の一つ。キー設定で変えることが可能。
プレイするうちにこの操作方法にも慣れてきたので問題はなかったが、細かい動きをするのはやや難しい。

全ての職業が”回避“を使うことができるということは特徴の一つだろう。
移動キーを連続で2回押すと、その方向へローリングして敵の攻撃を避けることができる。(特定のキーを回避に割り当てることも可能)
ただし、スタミナゲージを消費するので無限に回避を使うことはできない。

戦闘は基本的にターゲット方式。ショートカットキーを押すと自動的に近くの敵をターゲットして攻撃できる。
近接スキルや単体スキルは対象の方向を向いていないと当たらない。
もちろん移動しながら攻撃できる。
ほとんどの職が近接戦闘と遠隔戦闘が可能だが、近接戦闘の方がダメージは大きい分操作の難易度が高い

▼攻撃場所を指定するタイプの範囲スキル
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ギルドウォーズ2はPvEの難易度が他のゲームに比べて高いということも注目すべき点だろうか。第1回のベータウィークエンドイベントでは、ほとんどのプレイヤーが初心者だったこともあり、ダイナミックイベントなどでは死屍累々という状況だった。
ただし、他のプレイヤーから蘇生してもらえるので死を恐れる必要はない。死ぬと装備にダメージを受けるが、修理してもらうことが可能だ。

HPが0になると下の画像のようなダウン状態となり、死にかけながらも攻撃できる。また、この状態で赤色のゲージを回復させるスキルを使いゲージを満タンにするか、敵を倒すと復活できる。
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誰でも他のプレイヤーを蘇生することができる。

Guild Wars 2は水中での戦闘も可能で、水中では専用の武器とスキルを使用する。
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■スキル

下の画像は3つのクラスのスキルショートカットだが、他のMMORPGに比べて圧倒的にショートカットの数が少ない

キーボードの
1~5がウェポンスキル(Weapon Skills)
6がヒールスキル(Healing Skill)
7~9がユーティリティスキル(Utility Skills)
0がエリートスキル(Elite Skill)
F1~F4は職特有のアビリティとなっている
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ウェポンスキル
ウェポンスキルはキーボードの1~5に割り振られたスキルで、装備している武器によって決定する。
1~3はメイン、4と5はオフハンドに装備している武器の種類で変化する。両手武器の場合は1~5全てに影響する。
ウェポンスキルは武器によってのみ決定するので、自分でスキルを選ぶことはできない。
ほとんどの職は戦闘中に武器を切り替えることができる。

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画像はエレメンタリストのウェポンスキルだが、エレメンタリストは両手武器としてStaff(杖)、片手武器としてScepter(笏)、Dagger(ダガー)、オフハンドとしてFocus、Dagger(ダガー)を使うことができる。

ウェポンスキルは、レベルではなく敵を倒した数でアンロックされる。
敵を5体倒すと2が、10体倒すと3が、15体倒すと4が、20体倒すと5がアンロックされる。したがって、かなり早い段階で1~5全てのウェポンスキルが使えるようになる。

ヒールスキル・ユーティリティスキル・エリートスキル

これら3種類のスキルはスロットスキル(Slot SKills)と呼ばれる。

6キーに割り当てられるヒールスキルもギルドウォーズ2の特徴とも言える。
ギルドウォーズ2にはヒーラークラスが存在しない。そのため、ヒールは基本的には自分で行うことになるが、主にこのヒールスキルで回復をする。
ヒールスキルによる回復量はそこそこ大きいものの、クールタイムがあるため連発することはできない。
また、単純にHPを回復するだけでなく状態異常を取り除いたり、ハイド状態になったりするようなヒールスキルもある。ヒールスキルは職によって異なる。

7~9に割り当てられるのはユーティリティスキルで、攻撃や防御、移動、召喚など様々。
こちらはレベルによってアンロックされる。7がレベル5、8がレベル10、9がレベル20でアンロックされる。
ユーティリティはいくつもある中からスキルポイントを使ってアンロックし、自分で選ぶことができる

0にはエリートスキルが割り当てられる。レベル30で使えるようになるエリートスキルは、強力だが長いクールタイムを持つ。また、アンロックに必要なスキルポイントも大きい。

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水色の矢先のようなマークがスキルポイント。スキルポイントはレベルアップやスキルチャレンジで入手できる。

職業専用スキル
F1~F4キーに割り当てられるのが職業専用スキル(Profession mechanic skills)
職業(Profession)によって数も効果も全く異なる。
職によってはスキルというよりスイッチのような役割を果たす場合もある。

■トレイト(Traits)
Traitsは特性という意味だが、文字通りキャラクターに特徴を与えるのがTraitsシステム。
レベル11から80まで、合計70ポイントを5つの特性に振ることで、キャラクターのステータスを上昇させ、さらにスキルの効果やダメージ、回復量、クールタイムなど様々な能力を向上させることができる。

六角形のマークは小さいもの(Minor Traits)が5ポイント、15ポイント、25ポイントでアンロックされ、予め決められた能力上昇効果を得ることができる。
大きな六角形のマーク(Major Traits)は10ポイント、20ポイント、30ポイントでアンロックされ、一つの枠につき12種類の中から1つを選んで自分の欲しい能力を付加することができる。

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ギルドウォーズ2の戦闘は、Blade & SoulやTERAほど新しいものではないが、限られたスキルの中で回避を駆使しながら戦うという点では面白さがある。また、なんといってもタンクやヒーラーといったRPG特有の役割がないことはパーティメンバーの構成を気にする必要がなかったり、タンクスキルやヒールスキルがないことで困る必要がないという点で優れている。
量産型のゲームでは、もっさりしたモーションで退屈させられることがあるが、GW2の戦闘モーションはスムーズで素早く、かっこいい。

難点を挙げるなら、ウェポンスキルはすぐに全てアンロックしてしまうので武器によって変化するとはいえ種類が少ないと感じることと、操作に手こずることがあるということだろうか。また、一部の職の武器は範囲攻撃が少ないのもやりにくさを感じた。
PvPのバランスは良いのだが、PvEでは強敵に一発でやられてしまうことがあった。
もっとプレイすればさらに良い点と悪い点が見えてきそうだ。

個人的に面白かったのは武器を召喚するユーティリティスキル。
エレメンタリストは属性を持った斧やハンマー、弓、盾を指定した場所に召喚できるのだが、召喚された武器は他のプレイヤーも拾って使うことができる。自分が召喚した武器を全く知らない人が拾って使っているのはなんとも不思議な感覚だった。

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