新作MMORPG「Project TL」(リネージュエターナル) 開発費が100億円近くまで嵩む。17年から『作り直し』

NCSOFTが開発に難航している「リネージュ」のPC向け最新作だが、続報を韓国メディアのChosun Bizが報じた。

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10年で約100億円までかさんだ開発費

NCSOFTが初めてリネージュエターナルを発表したのは2011年の事だ。

しかし、その後2度の小規模テストを経て、さらに2016年末に社クローズドベータテストを行った結果、2017年に開発が中断された。当時クローズドベータテストに参加したユーザーの評判は「不評」だったようで、「10年前の韓国のゲームレベルでUIと見た目だけを塗り替えただけ」と酷評されていた。
MMORPG「リネージュ エターナル」 韓国CBTは『不評』 NCSOFTの株価も下がる

そして「リネージュエターナル」は名前を「Project TL」(The Lineage)へと変え、ゲームエンジンもUnreal Engine 4へと変更され、開発のやり直しが始まった。プロジェクトのリーダーも交代したという。
NCSOFT MMORPG「リネージュエターナル」を『Project TL』として再開発中

ディアブロのようになっていたリネージュエターナルから方針を変え、Project TLではリネージュで特徴的な血盟や攻城戦を重視するような方向になった。

しかし、2021年現在もProject TLはリリースどころかパブリックテストも行っていない。
韓国メディアによると、開発が長引き、NCSOFTで最長のプロジェクトとなってしまい、これまでに推定約100億円の開発費が投入されたとみられている。
これまでNCSOFTのゲームでリリースまでに100億円以上のコストがかかったものは存在しないが、お金をかけているというよりは、開発が長引いているためにひたすら予算を食い荒らしているという表現が適切だ。

一方で、NCSOFTは2018年から決算の度に「近いうちにCBTを予定している」と言い続けてきたが、相次いで延期され、今のところ社内テストしか行われておらず、開発状況が不安視されている。
NCSOFTは2021年下半期に大規模な社内テストを行うとしている。

NCSOFTは最近になってアメリカでProject TLに関する商標出願を行ったという。
また、当初PCとスマートフォンのクロスプラットフォーム展開が計画されていたが、PCと家庭用ゲーム機のマルチプラットフォームに変更されている。

2017年にトレーラーが公開されているが、それ以来映像は一切公開されていない。

ソース: ChosunBiz

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