COGNOSPHEREは2022年2月14日、中国のゲーム開発会社miHoYoの新ブランド「HoYoverse」(ホヨバース)を正式に立ち上げたと発表した。
本日、私たちは、様々なエンターテインメントサービスを通じて、世界中のプレイヤーに没入型の仮想世界体験を創造し、提供することを目的とした新ブランド「HoYoverse」を正式に立ち上げましたので、お知らせいたします。
チーム発足当初から、コンテンツ制作における私たちの主な目標は、世界中のプレイヤーに新鮮かつ魅力的で、並外れたコンテンツを提供することでした。近年では、『原神』、『崩壊3rd』、『未定事件簿』など、幅広い層のゲームユーザーに楽しんでいただけるゲームをリリースしています。また同時に、バーチャルキャラクターLumi、N0va Desktop、アニメ、マンガ、ライトノベル、音楽などのコンテンツをリリースし、ゲーム製品や技術研究の専門性を高め、世界中に幅広いエンターテインメントコンテンツを届けました。「HoYoverse」の設立は、高品質で多様なコンテンツを通じて、全世界の人々が没入できるエンターテインメント体験を実現するための、私たちの取り組みを反映したものです。
「私たちは、ゲーム、アニメーション、その他の複数のエンターテイメントジャンルが融合し、プレイヤーに高い自由度と没入感を提供する壮大なコンテンツ主導型仮想世界を創造することを使命として、HoYoverseを設立しました。」HoYoverseの共同創立者兼CEOであるHugh Tsai氏はこう語ります。「私たちは今後も長期的な経営戦略に基づき、人工知能、クラウドコンピューティング、産業用能力開発などの分野で技術研究および技術革新を進め、仮想世界体験に対する世界中のプレイヤーの期待に応える十分なコンテンツが創出されるよう取り組んでまいります。」
HoYoverseは、モントリオール、ロサンゼルス、シンガポール、東京、ソウルの各事業所で事業を展開し、コンテンツ制作、技術研究、出版業務を拡充していきます。HoYoverseは最先端の技術を研究開発し、質の高いコンテンツを制作する能力と生産性を高め、プレイヤー体験を向上し最適化することを続けて行きます。
『原神』のウェブサイトから「miHoYo」の文字が消えており、miHoYoの子会社であるCOGNOSPHEREに置き換わっている。また、URLも「https://genshin.hoyoverse.com/」に変更された。
COGNOSPHEREはシンガポールを拠点とするmiHoYoの子会社である。表向きは仮想世界体験の創造と提供を理由としているが、新ブランドの立ち上げはゲーム規制を強める中国政府からの『原神』や『崩壊3rd』のグローバルサービスへの干渉を避けたい狙いがあると推測される。
▼「原神」のウェブサイトから「miHoYo」の文字が消えており、HoYoverseに置き換わっている。
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