Gamescom “Guild Wars 2” Mike O’Brien氏インタビュー “アジア市場にも十分アピールできる”

THIS IS GAME.comによるGuild Wars 2の開発会社ArenaNet代表のMike O’Brien氏へのインタビュー

GW2 Gamescom

※本稿ではGuild Wars 2を「ギルドウォーズ2」と表記します。

Q. 最近、短期間のベータテストを実施したが?

ファンにゲームを見せることができる機会だったのでとても素敵な経験でした。 プレイヤーからさまざまなフィードバックを受け、これをゲーム開発に直接反映することができるので、開発者の立場からも非常に特別な時間だったと思います。

Q. 長くかかったが、具体的には開発期間とスタッフはどのくらいだったのか?

2007年にギルドウォーズの最後の拡張パックを発売した後、すぐに「ギルドウォーズ2」の開発に着手しました。開発期間は5年程度で、現在の開発スタッフは約270人です。

Q. ギルドウォーズ2を開発するにあたり、最も重点を置いた部分は?

個人の選択に応じて周囲の環境が変わる世界、それによって人と人の関係が自然に発展するゲームを作ることに重点を置きました。またギルドウォーズの長所だった面白いストーリーと激しいPvPが盛られたアクションをさらに発展させようと集中しました。

Q. 前作と比較して重要な差別化要因は何だと思いますか?

ギルドウォーズはインスタンスダンジョンが多かった一方、ギルドウォーズ2は持続的なアクションと様々なイベントを追求して従来のMMORPGとの差別化を図りました。

幻想的な世界を体験できるダイナミックイベント、他のMMORPGよりも激しいアクション、そして自分だけの特別な背景やパーソナルストーリーを作ることができるシステムを提供します。

これによりプレイヤーは自分のキャラクターを無理矢理ではなく、自然に成長させることができます。 加えて、最高レベルの大規模なワールド対ワールドやPvPトーナメントも提供する予定です。

Q. ギルドウォーズ2の成果をどの程度期待している?

前作のギルドウォーズは、北米とヨーロッパで700万本以上を売り上げました。当然、前作以上の成果を期待しています。そして、ギルドウォーズ2はアジア市場で前作以上に成功する無限のポテンシャルがあると信じています。

Q. 4月10日から事前販売を開始したが販売数はどの程度になるのか?

まだ販売本数に関する情報を開示することはできません。ただし、内部的に立てた目標は達成しました。ゲームの発売が楽しみです。

Q. ギルドウォーズ2の北米、欧州、アジア市場での商用化モデルはどうなるのか?

北米と欧州の場合はギルドウォーズと同様にパッケージを購入すれば追加の月額料金なしでゲームを遊べるようにします。また、前作のようにインゲームショップも運営する予定です。ただし、アジア地域についてはまだ決まっていません。現地市場の状況を見て決定します。

Q. 北米と欧州で部分有料化モデル(小額決済)の比重がどの程度になるか?

実は、部分有料化モデルは前作ギルドウォーズでも導入したことがあります。2もその程度の割合だと思えば良いでしょう。我々はこれまでプレイヤーが何を好み、何を嫌うのか観察しながら学ぶことができたので、今まで学んだすべてのものをギルドウォーズ2に反映します。

Q. アジア市場ではギルドウォーズ2はどの程度成果を上げることができると予想している?

ギルドウォーズ2が誇る「絶えず変化する豊かな世界」「激しいアクションと戦闘」そして、「自分だけのストーリー」など、アジア市場にも十分にアピールできると思います。アジア市場でも確実に良い成果をおさめ ​​ることができると思います。

Q. アジアのプレイヤー向けのゲーム要素を開発する計画もあるのか?

アジアの現地パブリッシングパートナー、そして現地のプレイヤーたちとも引き続き協力してギルドウォーズ2に特別に導入したり、変更する必要のある要素があるのか、またある場合はそれが何なのかを先に把握して決定する予定です。

Q. ギルドウォーズ2をコンソール用ゲームとして開発するつもりはないのか?

今のところはありません。現在我々が集中しているのは最高のPCオンラインゲームを作るということです。

Q. タブレットPC用のアプリケーションやソーシャルゲームなどを開発する計画は?

さまざまな可能性を検討していますが、まだ発表できることはありません。

Q. ひょっとして、ソーシャルネットワーク機能が反映されているのか?

ギルドウォーズ2が掲げる差別化の一つが「協力する世界」です。それだけ人と人との関係が自然に成り立つようにたくさんの準備をしました。

私達はゲームを作る開発者であり、プレイヤーです。プレイヤーがMMOに抱いている夢をゲームの世界に反映することが目標です。ギルドウォーズ2がこれを成し遂げることができるゲームになることを望んでいます。

Q. ArenaNetは独立した開発会社だったが、2002年にNCsoftの子会社となった。特に問題はなかったのか?

私たちは2002年頃、引き受けを打診していた当時多くの会社と接触しました。その中で、NCsoftは本当にオンラインゲームに情熱的な姿勢を持っていました。NCsoftは今でも世界のオンラインゲーム産業で1位になれる情熱を持っています。

また、オンラインゲームが成功するためには長期的な展望でゲーム開発するべきだが、NCsoftはそのような見識を持っています。ですので特に問題はありませんでした。

Q. 8月28日に発売を控えていますが、プレイヤーたちに一言あれば

ArenaNetは「真のソーシャル体験を提供する」という考えの基にギルドウォーズ2を開発しました。全世界の人々が素晴らしいゲームワールドを探検し、自分だけのストーリーを作っていくのを見守ることができると考えると楽しみです。

情報元:THIS IS GAME

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