RTSやMOBAのプロゲーマーの選手寿命は非常に短いとされている。
年をとるごとに運動制御や反射神経の能力は低下していき、ほとんどは30歳になる前に最盛期を過ぎてしまいトップリーグからの引退を余儀なくされる。しかしその後の生活は保証されていない。

Polygonによると、「League of Legends」の開発元であるRiot Gamesは、こうした年齢的な限界によってトップリーグを引退したプレイヤーが、プロゲーマーとしてのキャリアを長く続けられるように支援するプログラムを始めているという。
Riot Gamesは定期的にプロゲーマーを集めて会談を行い、パーソナルブランドを維持する方法を教えたりしているとのこと。
例えば、プロゲーマーになった際に、インタビューの受け答えの技術やブランドの構築方法を教え、メディアトレーニングなどを行うという。こういった技術はキャリアが終わった後、プロゲーミングの外でも活かすことができる。
EU eSportsのJason Yeh代表は、「eスポーツはまだ始まってから非常に早い段階ではあるが、こういったチームのために我々ができるのは視聴者を増やし、メディアへの露出を高めることです」と語っている。
実際にeスポーツを引退したゲーマーは、eスポーツチームのコーチになったり、ゲーム番組で解説を行ったり、周辺機器メーカーでその経験を活かしたりなど様々ではあるが、通常のスポーツよりもキャリアが早く終わるeスポーツのプロゲーマーのキャリアの後を支援するプログラムは重要になってきそうだ。
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