MMORPG「TERA」のサービス終了が2022年4月20日に決定し、皮肉なことにTwitterでトレンド入りするなど話題となったが、日本サービスの終了は海外のゲーマーにも衝撃を与えた。
MMOユーチューバーのMMOByteチャンネルはTERAの日本サービス終了を動画で伝え、「私は本当にショックを受けた」と述べている。
TERAに関する発表では、2020年にEn Masse Entertainmentが解体され、北米の運営がGameforgeに移管されて以来の大きなニュースだとしている。
MMOByteの動画によると、TERAの日本サービス終了はTERAの欧米サービスにとっても他人事ではないという。
その理由としては、TERAは韓国と日本で人気が高く、日本のユーザーの状況を見てエリーンに力を入れるようになったり、クラシックサーバーのイベントを日本で最初に開始したりと、日本市場をある程度重要視していたゲームだからだと説明している。
TERAの海外の状況は、中国と台湾はサービスが終了、ロシアと東南アジアは現地パブリッシャーがサービスを諦め、ドイツのGameforge社に運営を移管している。つまり、東南アジアのサービスをヨーロッパの企業が運営しているのが実情だ。
さらに、TERA北米運営だったEn Masse Entertainmentは2020年に消滅しており、現在はGameforgeが北米サービスも担っている。En Masse EntertainmentはTERA開発会社のBluehole(現:KRAFTON)によって、TERAの北米サービスを運営するために設立された会社である。
▼TERAの北米サービス運営会社は2020年に消滅している
Stix氏は、TERAの北米・ヨーロッパサービスはうまくいっておらず、「TERAがもはやGameforgeにいかなる類の利益も齎さないとわかれば、同じようにサービス終了の決断を下すのは時間の問題」としており、「日本サービス終了がTERAの非常に明白な未来を裏付けてる」と指摘している。
Stix氏は「TERAはかつてこのジャンルの最高峰でした。そこからTERAがここまで凋落してしまったのは本当に悲しく思います。」「日本のプレイヤーの方々ご愁傷様です。TERAを楽しんでいる人がまだたくさんいることは知っていますが、私達(欧米のプレイヤー)もすぐにあなた達の後に続くという事実に慰められてください」と話している。
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