Blizzard Entertainmentは9月27日、MMORPG「World of Warcraft Classic」の拡張アップデート『Wrath of the Lich King』を実施したが、ダンジョンファインダーの実装は見送られた。
「World of Warcraft: Wrath of the Lich King」は、2008年11月に発売された拡張パック。
World of Warcraft Classicにも「Wrath of the Lich King」が実装され、レベルキャップが80に引き上げ、デスナイトのクラスが追加、ダンジョンやレイド等様々な新規コンテンツの追加といったアップデートが行われた。
「Wrath of the Lich King」は、World of Warcraftに「ダンジョンファインダー」を実装したことで知られている。
今回のWorld of Warcraft: Classicでは「Wrath of the Lich King」でダンジョンファインダーを実装しないことが明らかになった。
ダンジョンファインダーは、ダンジョン向けのパーティマッチング機能で、現代の多くのMMORPGに実装されているシステム。
「Wrath of the Lich King」まではチャットでパーティメンバーを募集していたが、ダンジョンファインダーの実装によって、機械的にパーティを組むことが可能となり、待ち時間を大幅に短縮することに成功した。
しかし、ダンジョンファインダーは一部のプレイヤーからは「WoWの終わりの始まり」と言われることがある。
Blizzard Entertainmentの開発チームは、Classicでダンジョンファインダーの実装を見送った理由について、「一緒にダンジョンに移動し、道中で会話をします。それはクラシックならではの特別なものです。」「ダンジョンファインダーで懐かしさを感じられるでしょうか?これは私達が作ろうとしているゲームではないと判断しました」と説明した。
ダンジョンファインダーは時間がないプレイヤーや他のプレイヤーとコミュニケーションを取りたくない人にとって重宝するものだったが、他のプレイヤーと交流する機会を奪うものでもあった。
World of Warcraft Classicでは、ダンジョンファインダーではなく、パーティ検索機能によって利便性を提供する予定である。
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