日経新聞が8月26日の記事で、任天堂がPC向けのエミュレーターを発表していると報じ、その後これが誤りだったとして訂正した。
日本経済新聞は、「ソニーG、『脱プレステ依存』で狙う相乗効果」という記事の中で
ゲーム各社は、すでに専用機依存からの脱却に向けた動きを見せています。コナミグループは2020年に独自のゲーミングPCを発売し、カプコンもPCへの注力を明言しています。任天堂も今年に入り、ゲーム専用機「ニンテンドースイッチ」のソフトがPC上で楽しめるエミュレーターを発表しています。
と報道した。
しかしその後、次のように訂正した。
「任天堂も今年に入り、ゲーム専用機『ニンテンドースイッチ』のソフトがPC上で楽しめるエミュレーターを発表しています」とあったのは誤りでした。当該箇所は削除しました。
火の無い所に煙は立たぬと言うが、日経新聞のようなメディアがどこからともなく「任天堂が今年に入りPCでSwitchソフトをプレイできるエミュレーターを出した」と書くのはあまりにも不可解だ。
また、国内のマスメディアが『エミュレーター』という言葉を記事内で使うことも驚きがある。
現状、非公式のPC向けSwitchエミュレーターは複数存在しており、ニンテンドースイッチよりも高いフレームレートや解像度、さらには高品質なライティングでプレイすることが可能となっている。しかし、これらのエミュレーターはグレーなソフトウェアであり、ROMの違法ダウンロードを助長している一面もある。
日経新聞が「先走った」のか、それとも単なるライターの妄言に過ぎないのか、いずれにせよ興味深い誤報だ。
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