MMORPG「Tree of Savior」に酷似している中国産のスマートフォンゲーム「吟遊戦記(英題:Minstrel Saga)」が5月24日にクローズドβテストを終えた。

上記画像のゲームはTree of Saviorではなく、中国産のスマートフォンゲーム「吟遊戦記(Minstrel Saga)」
日本ではネクソンによって運営されているIMC Gamesの「Tree of Savior」のスマートフォンゲームかと勘違いするようなグラフィックスだが、戦闘はデッキからモンスターや魔法のカードを使って行われる。
Tree of Saviorの開発元のIMC Gamesは「このゲームについては認識しているが、まだCBT段階であるため、正式サービス時まで対応を自制している。今後、このゲームが正式リリースされ、韓国等に進出する場合は状況を見て、必要に応じて対処する予定だ」と答えている。
ゲームのビジュアルだけを見れば、明らかにTree of Saviorのパクりだと言えてしまうが、著作権侵害を主張するには単に似ているという程度では足りず、全く同じアセットを使っているというような、完全に同一である部分が両者に必要なため、現段階では著作権侵害を立証するのは難しいとされている。
スマートフォンゲームは明らかに他のタイトルに似ているけどグレーゾーンで問題なく運営できているというものが存在するのは多くの人が気づいていることだろう。
しかし、この見た目で物議を醸さないわけがなく、中国のユーザーも「グラフィックがTree of Saviorを連想させる」という感想を残している。
▼Minstrel Sagaのゲームプレイ
ソース: THIS IS GAME
余談:吟遊戦記のグラフィックを称賛する無知な某国内ゲーム情報サイト?
筆者が吟遊戦記に関する情報を集めていた時に偶然日本のサイトがヒットした。
株式会社medibaが運営しているゲームギフトというサイトで、今回取り上げた「吟遊戦記」が海外ゲームの注目作として掲載されていた。
そのサイトの記事では
独特のタッチで描かれた幻想的なグラフィック。スマホゲーのグラフィックは目覚ましい勢いで進化してますが、ここまでくるとコンシューマーのゲームと見分けがつかないレベルですね。もうこの世界観だけで期待度大だったんですが、バトル画面を見てその期待はさらに膨れ上がりました。
と評されていた。絶賛である。
同サイトでは「吟遊戦記がTree of Saviorのグラフィックに酷似していて物議を醸していること」については一切触れられていない。Tree of Saviorに似ているという感想すら一行もない。日本市場で展開されていない海外ゲームのことを記事にしているにも関わらず。
まだ日本市場はおろか中国市場でもリリースされていないゲームなので、いわゆる大人の事情はないだろう。
このゲームライターは、今後公式でモバイル版もリリース予定である「Tree of Savior」を見たことがない、あるいは忘れており、盗作と言われてもおかしくない「吟遊戦記」のグラフィックを称賛しているというわけだ・・・。知らないというのが妥当かと思うが。
企業が運営するサイトのゲームライターですらこれなのだから、グラフィックをここまで堂々と真似たゲームを中国企業が作ろうとするのも腑に落ちる。そして只々呆れるしかないが、中国サイトではゲームの中身については酷評されていないようだ。


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