2001年から18年続いており、基本プレイ無料のMMORPGで最もプレイヤー数が多いとされる「RuneScape」だが、その露骨な課金システムはかねてよりコミュニティの不満を募らせていた。最近また批判が強まっているようだ。

海外メディアはRuneScapeの課金形態は「露骨なPay-to-Win」だと表現しており、RuneScapeでは定期的に強力な装備がルートボックス(日本的に言えばガチャ)の形式で販売されている。
9月9日にイギリス議会に「中毒性のテクノロジー」に関するレポートが提出され、この中でRuneScapeの課金についても言及された。
このレポートによると、RuneScapeのあるプレイヤーは借金をしながら5万ポンド(約670万円)以上を課金し、自身とその両親に甚大な経済的打撃をもたらしたという。
実装当初からRuneScapeのルートボックスはコミュニティから批判を浴びていたが、イギリス議会のこのレポートで批判が再燃したようだ。
RuneScapeの長年のプレイヤーは、「ルートボックスの性質は非常に略奪的であり、プレイヤーからより多くのお金を得るためにアイテムと体験の真の価値を隠しているという事実は特に不道徳です。ゲーム体験を売るだけだったらまだプレイヤーの批判は少なかったと思います。」と話している。
別のプレイヤーは「この会社は本当に私たちのことをなんとも思っていない」「この重課金制をやめるように何年も言われてきたが、プロモーションを押し進めることを続けている」と批判している。
課金ではプレイヤーは何も達成していない
Kotaku.comのインタビュー応じたプレイヤーの1人は過去に7万円近く課金したが、最終的には「だまされただけで実際には何も達成していないと感じ始めた」と語っている。
また、「RuneScapeの課金アイテムのおかげで、自分が不要なものにどれだけお金を無駄に使っていたのか最終的に気づくことができ、他のゲームでもルートボックスを買うのをやめるようになった」という。
RuneScapeは2012年には10連4.99ドルのガチャ課金を販売していたが、これに批判が殺到したため、箱を開けるタイプのルートボックス型課金に置き換えられた。
開発元のJagexによれば、課金アイテムを購入しているプレイヤーの1割がRuneScapeの収益全体の1/3を生み出しているという。
Jagexは2018年に過去最高の営業利益を達成しており、同社のCEOは「4年連続で著しい成長」だと述べている。
Jagexに良心があるとすれば、彼らは「Old School RuneScape」と呼ばれるバージョンのRuneScapeのサービスも提供しており、こちらはいわゆるクラシックサーバーに近く、課金システムも控えめとなっている。
BBCの報道によると、ゲーム内課金は賭博法によって規制されるべきで、子供に対してはルートボックスの販売を完全に禁止するべきだとイギリスの国会議員から提案されているとのこと。
ガチャやルートボックスに関しては国際的に批判が強まっており、アメリカの上院議員はルートボックスの禁止を要求、ベルギー政府はこれらが賭博法に違反していると判断、また、中国ではプレイヤーの1日あたりの課金額や試行回数を規制している。


コメント