昨今、コラボを行うゲームが多い中で、MMORPGの「ファイナルファンタジー14」も『アライアンスレイド』がエヴァンゲリオンとコラボしたものになることが発表されている。また、通常のレイドも「ファイナルファンタジー7」とコラボしたものとなる。
一方で、このコラボが発表された際、FF14の海外コミュニティの間では「重要なコンテンツの一部を他作品の宣伝媒体にしてしまっている」として賛否両論となった。

【FF14】次期アライアンスレイドの「エヴァコラボ」は海外で賛否が分かれる。“何でもコラボするゲーム”になることへの懸念
ファイナルファンタジー14のパッチ8.xにおけるアライアンスレイドは、『エヴァンゲリオン』とのコラボレーションであることが発表されている。このコラボに驚きや歓迎の声も多い一方で、海外プレイヤーの中では…
海外メディアのMassively Overpoweredの記事では、ゲームライター達が「MMOのメインコンテンツがコラボになることは度を越しているかどうか」について議論している。
MMORPGのメインコンテンツをコラボにするのはあり?
ゲームライター達は次のような意見を述べている。
💬Brianna Royce
- FF14の今回のエヴァコラボは全く好きではない
- 見た目用装備のコラボで多少うんざりすることはあっても、そこまで気にしたことはない
- しかし、宣伝の意味合いが強いコラボをゲームの主要なコンテンツにするのは別問題
- 第四の壁を破るようなもの(=物語の世界と現実世界の境界を壊すようなもの)
💬Carlo Lacsina
- ファイナルファンタジー14の世界設定はとにかく非常に緻密で、膨大な情報量がある
- 『FF14』には既に膨大な数のストーリーが存在するので、今回のようなコラボも「まあ、いいんじゃないか」と大目に見ている
- もし世界設定がそれほど緻密ではなく、物語がもっとシンプルな別のゲームだったなら、明らかな金儲け目的だと批判していたかもしれない
💬Chris Neal
- 私にとって最も重要なのは、コラボがどのような形で実装されるか、そしてコラボする作品に自分がどれほど興味を持っているかという点
- この2つの条件さえクリアできていれば、大抵の場合、世界観への影響については丸ごと無視することもできる
- しかし、今回の事例に関しては、通常のレイドやアライアンスレイドという『FF14』の看板コンテンツを、他作品の宣伝の場として利用していて明らかに一線を越えているという意見に同意する
- そもそもゲームの世界観はすべて創作されたものだし、こうした細かいことにこだわりすぎても仕方がない場合もある
- しかし、たとえ戦闘そのものが楽しかったとしても、広告効果を最大限に高めるために十分な数のコラボネタを盛り込もうとして、MMOの開発者が自分たちのゲーム独自の創造性やストーリーテリング、面白いアイデアを犠牲にしなければならなかったのだとしたら、私は少々不快に感じる
- とはいえ、怒り狂ってテーブルをひっくり返したり、ゲームをボイコットしたりするほどではない
- 気に入らないコンテンツを無視し、プレイヤーの参加率が低下すれば、その数字が経営陣の目に留まるかもしれない
💬Colin Henry
- 私はファイナルファンジーに詳しいわけではないが、こうした不満がFFコミュニティから出てくるのは少し不思議に思える
- というのも、FFシリーズのクリエイターたちは、1作目の頃から、他の作品への遊び心のある小ネタをずっと仕込んできた
- FF1には「(ゼルダの伝説の)リンクの墓」がある
- 確かに、完全に別の作品を丸ごとレイドの題材にするというのは小ネタを入れるのと比べると幾分露骨に思える
- そうした要素は過去のFFにも存在していたわけで、不条理を受け入れるか、気にしないようにするしかない
- 正直なところ、今となっては「○○×△△」という形式のコラボはどれもかなり痛々しい。『FF14』自体もかなり痛々しくなってきている
- ここまでくると、双方の痛々しさが互いに打ち消し合って、もはや痛々しく感じなくなる
💬Justin Olivetti
- 個人的には、こういうコラボは品がなく、ゲームへの没入感を壊し、ユーザーに媚びたものだと思う
- たとえ作品の世界観がある程度それを許容できるものだったとしても私は好きではない
- ゲーム同士は同じ世界観を共有しているのでない限り明確に分けておくべき
- ホビット族の村に巨大ロボットを持ち込むなよ
💬Sam Kash
- 私は『FF14』をプレイしたことがないので、その世界観について具体的ことは言えない
- コラボの中には自分が楽しめるものもある。その多くははとても楽しい
- 正直なところ、所詮ゲームでしかないものをあまりにも真剣な芸術作品として扱おうとするのは少し大げさだと思う
- コラボはあくまで楽しむためのものであるべき
- ちょっとした愉快な設定や小ネタを追加したり、世界観と軽く結びつけたりするのは構わないが、基本的には楽しいおまけ要素の範囲にとどめるべき
- 独自の世界観とストーリーを持つゲームのメインストーリーや重要な物語に直接関与させるべきではない
- つまり、楽しいだけのコラボは問題ないが、ゲームのメインストーリーに本格的に組み込むコラボは良くない
💬Tyler Edwards
- 私はFF14をプレイしていないので、この問題について特に意見があるわけではない
- しかし、自分がプレイしているMMOでこういったコラボをやってほしくない
- 私がRPGをプレイするのは架空の世界にどっぷりと没入したいから
- そこに別のフィクション作品を無理やり混ぜ合わせれば、その没入感は完全に壊れてしまう
- ちょっとした見た目のコラボアイテムならセンスが良ければ許容範囲かもしれないが、それでも眉をひそめてしまうかも
- メインのレイドコンテンツとなれば言語道断。絶対に駄目
イベント的な扱いで他の作品とコラボをするゲームは多いが、世界への没入が中核にあるRPGというジャンルにおいて、レイドのような主要なコンテンツの一つが他作品とコラボすることへの是非が今回の争点だ。


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