大ヒットからの転落。『マビノギモバイル』はなぜ韓国で酷評されるにまで至ったのか

MMORPG

ネクソンのスマートフォン向けMMORPG『マビノギモバイル』は2025年3月に韓国サービスが開始され、当初は韓国市場だけで月間アクティブプレイヤー数70万人、リリース50日で40億円以上を売り上げ、韓国ゲーム大賞で大統領賞を受賞するなど、出だしは間違いなく成功と言える水準だった。

MMORPG「マビノギモバイル」韓国で確かな成功を収める。売上40億円を突破しネクソンを韓国モバイルゲーム市場1位に押し上げる
ゲーム市場調査会社SensorTowerによると、3月27日に韓国サービスを開始したMMORPG「マビノギモバイル」がリリースから50日間で累計売上3000万ドル(約43億円)を突破したことが明らかに…

しかし、リリースからしばらくすると、メインコンテンツのアップデートの遅さ、バランス問題、コミュニティ重視の方針と相反するゲームシステムに加え、事前の告知なく能力に影響する衣装を実装するなどして運営への不信感が募るなど、急速に評価を落とした。

▼韓国Google Playでの「マビノギモバイル」の評価は★2.8

また、他のオンラインゲームと比べて運営・ユーザー間のコミュニケーションが不足しており、「ダンマリだけど黙々と改善作業をするわけでもない」と批判されている。

📉韓国サービスはユーザー数が全盛期の1/4に減少、売上も安定して10位圏内に浮上するのが難しくなってしまったようだ。

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“戦闘能力を強化する衣装”の追加

2026年6月に「シーズン2」アップデートが実施されたが、このアップデートで追加された衣装が大きな反発を招いた。

👕新たに追加された衣装をフルセットで装備すると『最終ダメージ+3%』というオプションがつくようになっていたのだ。

それまで実装されていた伝説ランクの衣装には最終ダメージ+3%というオプションがなかったため、新衣装の登場で相対的に過去の衣装の価値が下がり、課金をしたり莫大な努力をして伝説衣装を手に入れたプレイヤーが損をさせられたような感覚になってしまったというわけだ。

ゲームのコンセプトでは競争を主としていないマビノギモバイルだけに、衣装の価値すら保全されないという状況は、ユーザーが運営への不信感を募らせるには十分だった。

また、見た目用の装備がプレイヤーキャラクターの戦闘能力に影響を与えるという仕組み自体への批判も存在する。

▼新たに追加された課金衣装を批判している動画

この衣装が実装される前から以下のような問題も指摘されていた。

  • バグの悪用を放置 → 一部のプレイヤーが得した後に修正 → 不正な利益を回収しない
  • 新規コンテンツの追加より延命措置が目立つ
  • イベントが単調
  • コミュニティ重視のゲームなのに実際は自動戦闘だらけで誰も会話しない
  • サーバーのキャラクター作成制限で友人と合流できない
  • バグが多すぎる
  • ゲームパッドで全ての操作が行えない
  • ゲーム内経済が機能していない
  • マビノギらしさを感じない序盤の導線(戦闘とレベルアップを繰り返す)
  • 不便なUI
  • 職業バランス
  • 正攻法より高レベルプレイヤーにパワーレベリングしてもらうのが圧倒的に効率が良いいびつな成長システム
  • 後から追加された表現規制(

公式生放送をするも逆効果に

開発チームは8月4日に公式生放送を実施。

ディレクターが出演してプレイヤーの質問に回答したが

プレイヤーが最も知りたいと思っていた「衣装装備のオプション問題」や「今後の課金アイテムの方針」について十分な回答がなく、批判が殺到したという。

ディレクターは開発チーム内で議論してから次の生放送で説明すると釈明したが、ユーザー側に「肝心なことを答えない運営」という印象を与えてしまったのだった。

ネクソンはその後、「今回の配信はユーザーの方々の声をより積極的に聞くために新しいフォーマットで進行したが、期待に応えられず申し訳ない。送ってくださった意見をまとめて今後より良いコミュニケーションを続けるよう努力する。」と謝罪した。

ソース: e-science

肝心の生活コンテンツが息をしていない?

マビノギと言えば、戦闘以外の生活コンテンツの充実が特徴だが、マビノギモバイルにおいて、生活コンテンツが意義を失っているという。

原作のマビノギでは生活スキルをアップさせることでステータスの上昇や金策といったメリットが大きかったが、マビノギモバイルでは見返りが少ないとされている。

簡単に自給自足で必要なアイテムを製作できるため、わざわざ他のプレイヤーから買う必要がなく、課金で高性能な楽器が買えるなど、生活コンテンツが形骸化しており、そもそも生活コンテンツをやっているプレイヤー自体が非常に少ない模様。

プレイヤーからは、マビノギ特有の「ファンタジーライフ」というコンセプトを放棄しているとまで批判されているようだ。

マビノギモバイルは立て直しの真っ只中

一言で言えば、『運営がユーザーとの信頼関係の構築に失敗した』というのが韓国サービスが今に至った原因だ。

初期の好調ぶりからは考えられないほど転落してしまった本作。

マビノギモバイルは立て直しが急務となっており、サービス開始が迫る日本サービスも、同じ轍を踏まないようにしなければ長期的な成功は難しそうだ。

韓国サービスのローンチ後に一度は成功したゲームなので、魅力となるものは存在するはずだが、運営・開発チームが長期的に正しい方向に導けていないのが現状だろう。

6月に行われたマビノギモバイルのシーズン2 ショーケース「BIG CAMPIRE」の配信は、10万人が視聴しており、改善を待つ人も多いのかもしれない。

コメント

  1. 匿名 より:

    基本無料ガチャゲーの定めや 諦めろ

  2. 匿名 より:

    評判良いと聞いてたから期待してたんだけど初期の話だったのね⋯
    悲しいなぁ

  3. 匿名 より:

    こういう情報は助かる
    ゲーム系情報サイトは良い部分しか書かない事が多いから

  4. 匿名 より:

    マビノギモバイルはオート機能を消して生活コンテンツをテコ入れしないと日本では流行らないよ
    日本人がやりたいのは自分で操作するゲームだからね
    不便とか手間だとか関係なく、オートで動くものをゲームとして認めていない人が多い

  5. 匿名 より:

    素材はいいのに調理人がヤバいやつだったか

  6. 匿名 より:

    まーた素材台無しにしたパターンか。
    懲りないねえ。

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