2024年1月に行われたゲームのスピードランイベント「Awesome Games Done Quick」で、犬への指示だけでゲームをクリアする挑戦が成功した。
自身もゲームのRTAをしているJSR_氏は、愛犬の『ピーナッツバター(PB)』と共にイベントに参加し、人間は直接コントローラーに触れず、犬への指示のみで1985年のファミコン用ソフト「ジャイロセット」のゲームBをクリアした。
同イベントで犬がゲームを操作してクリアしたのは初。
ジャイロセットは、ファミコンの周辺機器「ファミリーコンピュータ ロボット」専用のゲームソフトで、本来は周辺機器のロボットを使って遊ぶゲームである。
JSR_氏は、犬が前足をパッドの上に置くことで入力が行われるコントローラーを制作し、この挑戦に使用した。特筆すべきは、”ピーナッツバター”は終始コントローラーの前におり、この挑戦の途中でにどこかにいってしまったり、指示がない時にコントローラーを触ってしまうことが一切なかったことだろう。
ファミリーコンピュータロボットの詳細は任天堂の公式サイトで解説されている。
JSR_氏とピーナッツバターは、26分24秒でジャイロセットのBモードをクリアした。なお、人間の最速記録は24分39秒である。

愛犬と共にクリアを達成したJSR氏は、「PBが子犬の時に、これまで見てきた他のほとんどの犬よりもはるかに賢いことに気づき、何か特別なことができるように訓練したいと思った」と語っている。ジャイロセットをクリアできるようになるまで何年もの訓練が必要だったという。犬の名前のPBは「ピーナッツバター」と「パーソナルベスト」のダブルミーニングであるとのこと。

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ファミリーコンピュータ ロボット対応第2弾。ファミリーコンピュータ『ジャイロセット』のページです。
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