バンダイナムコエンターテインメントは、PS4/PS Vita用ソフト「ソードアート・オンライン ホロウ・リアリゼーション」を2016年10月27日に発売した。ゲームの開発はアクリアが行っている。
本作はオンラインゲームではなく、シングルプレイ+マルチプレイのロールプレイングゲームだが、「疑似MMORPG」をコンセプトとしており、MMOではないがシステムがMMORPGのようになっているのが特徴だ。
どこか某ゲームを意識したようなユーザーインターフェイスは、シングルプレイRPGでは類を見ないほどごちゃごちゃしており、チャットウィンドウも表示されているなど、MMORPGっぽさを演出している。
また、ゲーム世界の他のプレイヤー達がフィールドで狩りをしていたり、某MMORPGの「F.A.T.E.」を彷彿させるようなものがあったり、NPC達のパーティと協力して総勢16人で戦うレイドボス、SAOのキャラが登録されているフレンドリスト、AIキャラからのメール、エモーション(感情表現の動作)、キャラメイク(キリトの外見や声を完全に変えてしまうもの)、典型的なMMORPGにあるような(やや退屈な)クエストといったものまで用意されている。
ソードアート・オンラインの原作に登場するキャラクターではない、いわゆるモブキャラクターとパーティを組んだり親交を深めたりということが可能なのも擬似MMORPGならではなのかもしれない。
ゲームプレイも一般的なJRPGのようにストーリーや演出に比重を置いているというよりも、ハック&スラッシュ的な戦闘に比重が置かれているようである。
あくまで登場人物たちが「MMORPGをプレイしている」というのを再現しているためにこうなっているようだが、普段MMORPGをプレイしている人からすれば面白い試みだ。一方、MMORPGを一切やったことがない人の目にどう映るのかは定かではない。
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