【MMORPG】クラシックサーバーの進化版「プログレッションサーバー」とは

昨今、「クラシックサーバー」を提供するMMORPGが増えた。
クラシックサーバーとは、通常のサーバーよりも古いバージョンを再現したサーバーで、そのゲームの昔の姿を楽しむことができるように設計されたものである。


クラシックサーバーが増える中で、EverQuestは「プログレッションサーバー」というものを導入している。

EverQuestには昔の仕様を再現したクラシックサーバーも提供されているが、プログレッションサーバーはクラシックサーバーとは似て非なる新たな仕組みだ。

プログレッションサーバーとは

  • 通常のサーバーとは異なる複数のサーバーがある
  • サーバーごとに実装されている拡張パックが異なる
  • サーバーごとに異なるルールセットが用意される
  • サーバー移転はできない
  • ルールに基づいてサーバーごとにアップデートのタイミングが異なる

EverQuestには8つのプログレッションサーバーがあり、それぞれ拡張パックのバージョンが異なる。

EverQuestのプログレッションサーバーのルールセットの違いについて、EverQuestのいくつかのサーバーを例に紹介する。

Seloサーバー
拡張パック:Gates of Discord
アップデート:新たな拡張パックが4週間毎に自動的に実装される。
制限:1台のコンピューターで1個のクライアントのみ起動可能
レベルアップ: ライブサーバーやクラシックサーバーよりも速い

Phinigelサーバー
拡張パック:House of Thule
アップデート:新たな拡張パックは8~12週間毎に自動的に実装される
制限:1台のコンピューターで1個のクライアントのみ起動可能
レベルアップ: ライブサーバーや他のプログレッションサーバーより遅い

Agnarrサーバー
拡張パック:Lost Dungeons of Norrath (固定)
アップデート:拡張パックのアップデートはLost Dungeons of Norrathまでしか実装されない
制限:1台のコンピューターで1個のクライアントのみ起動可能
レベルアップ: クラシックサーバーよりも速く、ライブサーバーよりも遅い

Fippy Darkpawサーバー
拡張パック:The Darkened Sea
アップデート:新たな拡張パックはプレイヤーの投票によって実装が決定する。投票は対象となるレイドが攻略されてから8週間後に行われる
レベルアップ: ライブサーバーと同等。(クラシックサーバーやプログレッションサーバーよりも速い)

※ライブサーバー・・・プログレッションサーバーやクラシックサーバーではない通常のサーバー

この様にクライアントのバージョンやアップデートのタイミングが異なり、プレイヤーは自分が望むルールセットのサーバーで遊ぶことができるというのがプログレッションサーバーの利点となっている。

従来のクラシックサーバーの場合、ある人は懐かしいと感じるが、ある人は全く知らない時代ということもあったり、レベルアップも速いと感じる人もいたり遅いと感じる人いたり、必ずしも全員が満足できるとは限らない。

プログレッションサーバーは複数のルールセットを用意することでプレイヤーの幅広いニーズに応えることができる仕組みである。

しかしその一方でそれぞれのサーバーに十分なプレイヤー数を確保できないのであれば、単にプレイヤーが分散し、まともにゲームを遊べない状況も生まれてしまうことだろう。

10年以上サービスが提供されているMMORPGでは、途中で基本プレイ無料に切り替えたことでバランスが崩壊してしまったといったことや、昔の方が難易度が高くて面白かった、ライブサーバーでは過去のコンテンツが死んでいるといった状況もあることから、そのゲームの現状が芳しくないのであれば、プログレッションサーバーやクラシックサーバーといったものは試す価値があるかもしれない。

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