MMORPG「TERA」の北米サービスが5月1日よりスタートしたが、様々な独自要素のある中で、北米版のみで販売されるアイテム「Chronoscrolls」が目を引く。
ChronoscrollsはRMT対策で北米版に実装されたアイテムで、ゲーム内通貨でゲームのプレイ可能時間を買うことができるという、EVE OnlineのPLEXに似ているシステム。

このChronoscrollsはゲームの外で課金アイテムとして販売され、ゲーム内で取引することができる。このアイテムを使用するとプレイ可能時間が加算されるという仕組みだろう。
したがって、リアルマネーを使ってでもTERAのゲーム通貨が欲しいプレイヤーは、Chronoscrollsを課金で購入して、ゲーム内で売ることができるということだ。
一方、ゲーム通貨が余っているプレイヤーは、その通貨を使ってChronoscrollsを買うことで料金を払わずしてゲームのプレイ時間を手に入れることができる。
Chronoscrollsは”プレイ可能時間”でしかないので、ゲームバランスやゲーム内の市場には影響を与えないし、業者の標的にもならないとのこと。
EnMasse Entertainmentはゲーム通貨が欲しくなったプレイヤーが、規約違反のRMTに手を出さないためにこのシステムを導入したと説明している。
一見このシステムはふざけているように思えるのだが、もし運営のEnMasse EntertaintがしっかりとRMT業者やゴールドファーマーに対してBANの鉄槌を下すような姿勢を見せるならば変わってくるのかもしれない。
しかし課題もあることは明らかで、北米版TERAの人気が下がれば当然Chronoscrollsのゲーム内での価格は下がってくることになり、そうなるとリアルマネーでChronoscrollsを買ってゲーム内で売ろうと思うプレイヤーは減ってしまうだろうし、Chronoscrollsの金額に対してゲーム内での取引価格が妥当なのかという問題も出てくることだろう。そもそもリアルマネーでゲーム通貨を手に入れるということ自体が嫌なプレイヤーもいることだろう。
違反者をBANするだけではRMT対策ができないと判断し、最近はこういったRMTを逆手に取った方法で対策をするゲームも増えてきている。


コメント