MMORPGにおいてクエストというのは当たり前のように存在し、プレイヤーは当たり前のようにそれをこなしていくが、そのクエストが実はゲームを台無しにしているという場合も少なくない。
本稿では、MMORPG.comの記事「The 5 Worst Types of MMO Quests」(MMOで最悪な5種類のクエスト)を紹介する
何がMMOをそこまで楽しく、熱中できるものにさせているのかを決めるのは難しい。装備を手に入れることかもしれないし、ゲームプレイかもしれないし、ソーシャル要素かもしれないし、単にあなたが遊んでいるゲームの世界がそうなのかもしれない。通常そこに当てはまらないものがあるとすれば、「クエスト」をすることとクエストそれ自体だろう。
もちろん、ボスとの楽しいバトルや面白いミッションが時々あるかもしれないが、だいたいほとんどのMMOは大量生産された同じような体験によっていくつかの点で悩まされている
5. 護衛ミッション
鬱陶しさではもっと順位が上だが、幸いなことに護衛ミッションはそこまで頻繁に発生しないので5位となった。
MMO以外の一部のゲームでは護衛任務はうまくいっているが、MMOでこれがうまくいくことはほとんどない。
自分自身を守れないNPCを護衛することを強制させられる上に、護衛対象のNPCはプレイヤーより移動が遅い。
NPCに歩みをあわせ、突如として現れる敵を倒す。フラストレーションを感じることが多いクエスト。
4. パーティー専用クエスト
本当はゲームの世界にたくさんいる他のプレイヤーたちと自分に合ったペースで交流していきたいのに、強制パーティクエストをクリアしなければならないがために、無理やりパーティを組まされることになる。
友達とプレイしたい人、ソロの方がいい人などケースは様々だが、パーティクエストの強制は誰にとっても苛立たしいものだ。
3. 他のNPCの元へ行かせるお使いクエスト
○○(NPC)のところへ行って来いというような、単に他のNPCのところへ行かせるだけのクエスト。
もちろん序盤は新規プレイヤーにNPCや街の施設を紹介するなどの目的でこのクエストがたくさん設置されているが、これのおかげで最初に街中のあちらこちらを一本調子で走らされるハメになる。
そして、いきなり大量の情報が雪崩れ込むことになる。
単に他のNPCのもとへ向かわせるのではなく、別のことをさせてその報告を他のNPCにすればいいだけなのではないだろうか。
2. (敵)を○○匹倒せ
敵を指定された数倒せというクエストより退屈でつまらないものはない。
もし、倒す対象が虹を撃って攻撃してくる魔法のユニコーンだったら別にいいが、この手のクエストはいつもつまらない。
開発者は最初のエリアくらいはもっと頑張るべきだ。
良い例として、Guild Wars 2では最初の種族ごとのエリアは非常に没入感があるし、Elder Scrolls Onlineのクエストはどれも本当にストーリーが語られているように感じる。
○○匹倒せというようなクエストが、大量虐殺をして人口抑制をしているようにしか感じられないのなら、それは昔からある悪いゲームのデザインだ。
1. 敵を倒して○○を××個集めて来い
このクエストはMMOのクエストのデザインにおける最大のあやまちだ。
一番よくあるのが倒した敵からクエストアイテムを集めるというクエストだが、やっていること自体は敵を○○匹倒せというクエストと全く同じだ。
特に最悪なのは、クエストアイテムのドロップレートが低い時だ。
不自然にプレイ時間を増やそうとする魂胆が見え隠れする、薄汚い安っぽいトリックが使われている。
引用元: MMORPG.com
筆者の感想
護衛ミッション・・・同感。NPCに速く歩けと言いたくなることがしばしば。護衛ミッションの難易度の調節は難しいように思う。難しくするとそれこそプレイヤーのフラストレーションの原因になりそうだ。
パーティー専用クエスト・・・グループクエストの強制はあまり好きではない。ロンチ後しばらくしたときにメンバーが揃うのかどうかという心配もある。
お使いクエスト・・・ゲーム序盤で街中をいったりきたりさせられるのは本当に勘弁してほしい。プレイヤーを使者として他の街に遣わすというような内容ならまだしも
○○匹倒せ・・・これがないMMOを探すほうが大変。倒す数まできっちり指定してくるってよく考えると怖い
××個集めて来い・・・クエストアイテムがドロップしなくてバグなんじゃないかと思ったことも何度か。本来「クエスト」は探求、探索という意味で、誰かにこき使われることではないのだが
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