ネクソンは、同社が韓国でサービスを提供している3つのオンラインゲーム「エルソード」「CLOSERS」「Ar;pieL」のアニメプロジェクトの詳細を公開した。
3作品とも各話11分程度で11話~12話の長編となるようだ。
タイトルはそれぞれ「エルソード: エルの女性」、「CLOSERS: SIDE BLACKLAMBS」、「アルピエル: 6つの運命」となった模様。
他の作品に先駆けて、MORPG「Ar;pieL」のアニメ「アルピエル 6つの運命」のオープニング映像が公開された。
3作品の長編シリーズは2016年下半期に無料で公開されるとのこと。現時点では韓国でのみの公開となっている。
これらのアニメプロジェクトは利益を生む目的ではなく、ユーザーとの接点を増やすためのネクソンのマーケティング戦略の一環だという。
アニメの中では、それぞれのゲームでは描かれていなかった部分のストーリーを見ることができるようだ。
ネクソンのキム・ヨンデ本部長は「ゲームを単にプレイすることだけで終わるのではなく、読んだり見たり経験的に拡大したかった」、「これまでウェブ漫画などを公開しながら、新しいコンテンツを提供する場合、利用者が互いにこれを共有し、肯定的な作用があるというのを確認できた。アニメーションがこれらのコンテンツの完成版だからこそプロジェクトを開始することになった。」と
質疑応答
Q. アニメーション制作をこれからも進めていく計画はありますか?
A. アニメーションを制作した意図の一つは、ゲームの利用者流入のためのものです。そのためには単発のイベントで終わってはならないと考えています。だから、継続的な連携を検討しています。また、今回のプロジェクトがゲーム業界とアニメ業界と一緒やっていけるきっかけになることを願っています。
Q. 今回のプロジェクトはアニメーション業界にどのような意味がありますか?
A. 今回のプロジェクトを通じて大人も青少年も楽しむことができ、アニメーションが活性化されるきっかけになることができると考えています。そして、韓国の会社がこのようなプロジェクトを進めていることが最も重要であると考えています。
Q. 3つのゲームを選択した理由は?
アニメーションに最適なゲームが何なのかを最優先に考慮しました。そして、外部の開発会社を応援するという意味も込められています。
Q. 1話あたりの長さが短いようですが
A. 11分に決めた理由は、モバイルやウェブなど、様々な媒体で簡単にアクセスできる構成に合わせるためです。本編の内容が11分でオープニング、エンディングなどを含めると15分になり、TV放送の際には2話を合わせて放送して時間を増やすこともできます。また、11分はストーリーに起承転結を入れるのに十分な分量と判断しました。Q. 製作費用はどのくらいですか?
A. 正確な数字を明かすことはできませんが、モバイルゲーム開発、グローバルローンチマーケティングにアニメーションが使われる可能性があるため、コストを追加投資するかどうか検討しています。最初にアニメーションを計画したのは、サーバーメンテナンス中に利用者がアニメーションを見せたらどうだろうと思って開始しました。そこから拡張され、今回発表されたのが長編アニメーションです。
Q. 韓国の制作会社に任せた理由は?
A. 国内と日本の制作会社を比較したときに劣ると考えていませんでした。密接なコミュニケーションとゲームと設定の内容を反映するには韓国の会社が有利だと考えました。
Q. IPTVなどの有料チャンネル経由で販売も計画していますか?
A. 多くの利用者が楽しめることを目的としているので、優先事項ではありません。
Q. 海外サービス計画はありますか?
A. まだ具体的な計画はありません。日本に進出した場合、CLOSERSはパブリッシャーであるセガと協議をすることになるでしょう。

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