MMORPG「ArcheAge (アーキエイジ)」の欧米サービスで、運営が永久停止処分を受けたアカウントを「復活」させる措置を取った事が明らかになった
海外メディアによると、2021年末にKakao Gamesが「ArcheAge」の欧米向けサービスの新たなパブリッシャーとなった際、シリアルコードを公開しアイテムを配布していたが、運営の不備でそのアイテムを他のキャラクターにゲーム内メールを使って送ることが可能になっていたという。
これに気づいた一部のプレイヤーは、大量のサブアカウントを作成し、サブアカウントでシリアルコードを入力して、配布されたアイテムを自分のメインアカウントに送るという事を行った。これによりゲーム内の経済が混乱に陥ることになった。
運営はこれを「脆弱性を利用して利益を得る行為」だとして、該当のアカウントを処分した。
しかし、2022年5月12日、ArcheAgeの欧米サーバー運営であるKakao Gamesは、この処分を受けていたアカウントを復元することを明らかにした。その理由について、「プレイヤーの行動はエクスプロイトと見なされましたが、ArcheAgeの長い歴史を考えると、この場合、永久的な禁止は過度に厳しい」と説明されている。誤BANではなく、完全に黒だと判断されたアカウントが、処分を撤回されるのは極めて稀だ。
海外メディアは、ArcheAgeの欧米サーバーは、Steam経由では同時接続者数が100人程度しかおらず、過疎が進行してサービスが危機的な状況に陥っている可能性が高く、BANしたプレイヤーを復活させ、少しでもプレイヤー人口を回復させたいとの思惑があると指摘している。
ソース: ArcheAge 公式サイト
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