Neowiz Bless Studioが開発中のMMORPG「BLESS」の3次クローズドベータテストが2015年9月17日~25日に韓国で実施されたが、CBTの感想を含めて簡単に紹介する。

「オーソドックス」なMMORPG
高品質なグラフィックスを誇るBLESSだが、ゲームシステム自体はかなりオーソドックスなMMORPGだ。
クエストに導かれる形でストーリーを進めつつレベルをあげていくお馴染みのスタイル。
インスタンスダンジョンも用意されている。
2つの勢力間対立が中核にあるが、これは過去のMMORPGでも何度も採用されてきた構図だ。
今のところコンテンツに新鮮さはほとんどない。
逆に言えば、真新しい要素で挑戦するよりは、コンサバな方向性で安定を重視しているようにも思える。

▼カットシーンのクオリティは非常に高かった(リアルタイムレンダリング)
ノンタゲ風ターゲティング戦闘
BLESSの戦闘システムは一般的なターゲット方式のMMORPGに近い。
TERAやBlade & Soulのようなマウスの動きがそのままカメラ操作になるいわゆるTPSモードと、マウスカーソルが常に画面上にあるクラシックな3DMMORPGの操作モードの2つを切り替えることができる。
ただし、TPSモードでも敵を自動的にターゲット(ロックオン)するので、ターゲット方式という印象が強い。
クラシックモードでは、マウスで位置を指定して移動し、敵をクリックしてロックしスキルを使うという昔ながらのMMORPGの操作系だ。
グローバルクールダウンはないので、次々にスキルや攻撃を繰り出して戦う。
攻撃しながら移動することもできるが、TERAやBlade & Soulほどのアクション戦闘ではなく、Guild Wars 2までいくかどうかくらいの戦闘スタイルだ。
そこそこスムーズに動くので、操作のフラストレーションでゲームを辞めたくなる感じはしなかった。
AionやTERAほどの強い打撃感はないが、アサシンで剣を振った時や斬りつけた時のサウンドはなかなか良かった。
2つの勢力の対立構造「RxR」
BLESSの世界では「ハイロン(HIERON)」と「ユニオン(UNION)」という2つの勢力が対立している。(※HIERONの正式な発音はよくわかりません)
キャラクター作成の前にこの2つの勢力のうち1つを選択することになる。
キャラクターが1体でも作成されると、次に作成するキャラクターの勢力は最初のキャラクターと同じものになる。
したがって、友人とプレイする場合は必ず最初にどちらの勢力にするか決めておかなければならない。
ゲームのスタート地点は各種族&勢力ごとに異なる。
また、ゲームをプレイするエリアも勢力によってわかれる。Aionの天族と魔族を考えるとわかりやすい。
勢力間のPvP、RvRがBLESSのメインコンテンツになってくる。
BLESSでは、フィールドでのPvPや戦場でのPvPを含めて、勢力(陣営)の対立を取り巻くコンテンツはRvRではなく「RxR」と呼ばれている。
「カストラ攻防戦」では200対200の大規模なPvPを体験することができる。
また、同じ勢力内でのギルドの権力争いのようなものも用意されている。
細かなキャラクタークリエイション(キャラメイク)
黒い砂漠のキャラメイクと同じくらい細かな項目が用意されている。
BLESSでは種族と性別が固定されていない分それ以上のカスタマイズが可能かもしれない。
マウスでキャラクターのパーツを直接操作できるのも黒い砂漠と同じ水準のキャラメイクシステムだ。
プレイヤーキャラクターの種族は各勢力ごとに5種類の中から選ぶことになる。したがって全10種類の種族が存在している。
種族ごとに選択できるクラスは決まっているが、各種族ごとに4~6種類のクラスが選択可能なので比較的多い方だ。
ファイナルテストでは各陣営3種類の種族が選択可能になっていた。
クラスはガーディアン、バーサーカー、パラディン、レンジャー、アサシン、メイジ、ウォーロック、ミスティックの8種類。
モンスター捕獲?調教?
BLESSの特徴としてフィールド上にいるモンスターの捕獲を試みて、成功するとそのモンスターをペットにすることができる。
ペットは乗り物になったり、共に戦うバディになったりする。
ICARUS ONLINEに近いが、かなり序盤からこの捕獲をすることができる。
一方で、空を飛ぶ乗り物はかなりレアなものになるようで、最初のうちは領主のような地位にいないと入手が難しいようだ。
現段階で400種類以上のペットを入手可能ということで、これもBLESSの主要なコンテンツになってきそうだ。
スキルスロットの制限
BLESSでは、1~8までしかスキルスロットが開放されない。
しかし、1つのクラスが覚えられるスキルの数は8種類を遥かに超える。
したがって、ホットバーに登録するスキルを選ぶという方法でビルドを考えることになる。
スキル自体はNPCから本を買って使用すると覚えることができる。

スキルのセットは複数用意して切り替えることが可能。
状況に応じてスキルセットを使い分けるという形になる。
スキルセットには、「コアスキル」「アクティブスキル」「パッシブスキル」「リアクションスキル」が存在する。
コアスキルは1個だけ登録でき、アクティブスキルの威力など広範囲に渡って影響する。
アクティブスキルは使用時に発動するタイプのもの。
パッシブスキルはスキルスロット(ホットバー)には登録されず、スキルをセットすると自動適用される。
リアクションスキルは特定の条件下でのみ使用できるスキル。(例:ノックダウンしたターゲットにのみ使用可能など)
ハンス・ジマーが音楽に参加
パイレーツ・オブ・カリビアンやダークナイト、ライオンキング、マン・オブ・スティールなど、数多くのハリウッド映画の音楽を手がけた巨匠、ハンス・ジマー氏が音楽に携わっている。
あまりにも最適化不足なファイナルテスト
ファイル数が2万を超えており、SSDにインストールしないとロード時間がとんでもないことになる。
お世辞にも最適化されているとは言えない。
また、ゲーム実行時に何度かフリーズしたり、クライアントが落ちたりするなど不安定だった。
オプションに垂直同期がなく、スクリーンテアリングが発生しまくっていた。
起動すらできずゲームどころではないという人も多かったようだ。
オープンベータ以降では最適化されているはず・・・?
ファーストインプレッション
まず最適化の問題をなんとかした方が良い。
ゲーム自体は、すぐに投げ出したくなるほど酷いゲームではなく、もうちょっとやってみようかと思えるくらいには出来が良い。
大作MMORPGであるのは間違いないが、2015年という時代を考えると、World of WarcraftやAion、TERA、Guild Wars 2を初めてプレイしたときのような圧倒される感じはほとんどなく、グラフィックスが良いオーソドックスなMMORPGという印象だけが残った。
RvRコンテンツやフィールドでの敵対勢力とのPvPを求める人にとっては魅力的なMMORPGになる可能性はある。





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