10月31日、韓国の世宗大学で「人間対人工知能によるスタークラフト対決」が行われた。
結果は、4勝0敗で人間側の完封勝利となった。
近年、囲碁や将棋でプロ棋士に勝利するAI(人工知能)だが、コンピューターゲームの分野での対決が実現した。
韓国の世宗大学で行われた大会には、Blizzard Entertainmentのリアルタイムストラテジーゲーム「スタークラフト」の人工知能世界大会でトップ3に入ったTSCMOO(ノルウェー)、ZZZKBOT(オーストラリア)、MJBOT(韓国)に加え、フェイスブック社が開発したCherry Piという4つのプログラムが参加した。
2007年のWCGスタークラフト部門でのチャンピオンで元プロゲーマーのStorkことソン・ビョングが人間側の代表として対決に挑んだ。
ソン・ビョング選手は合計4試合を戦い、全勝した。
囲碁や将棋と違い、常に状況が変化し、マウスとキーボード操作だけでも1億通り以上の選択肢の中でリアルタイムに進行するという事に加え、先の戦況を予測して戦略を立てる必要があるため、リアルタイムストラテジーゲームの分野ではまだ人間のトッププレイヤーが優位に立っているようだ。
今後、トッププレイヤーを倒す人工知能が現れるのか注目される。
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