ソニーインタラクティブエンタテインメントは11月28日、韓国のゲームメーカーNCSOFTと戦略的なグローバルビジネスパートナーシップを締結したと発表した。
「今回の提携に基づき、NCSOFTとSIEはモバイルを含む様々な事業分野において、グローバルで協業していく」としている。
NCSOFTのキム・テクジンCEOは次のように述べている。
SIE との提携を通して、両社のコアコンピタンス、技術力、専門知識を活用し、様々な相乗効果を創出していきます。ジャンルや地域を超えて楽しめる新しい体験をお届けする予定です。
また、SIEのジム・ライアン社長兼CEOは次のように述べている。
NCSOFTとの提携により、コンソールを超えてPlayStationの世界をより幅広いユーザーにお届けするという当社の戦略がさらに前進します。SIEと同じく、NCSOFT は高品質でインパクトのあるエンタテインメント体験を創造し、世界中のあらゆるプレーヤーに届けるという共通のビジョンを掲げており、両社が協力してゲームの限界を超えることを楽しみにしています
NCSOFTは、「リネージュ」シリーズや、「タワーオブアイオン」「ブレイドアンドソウル」など、MMORPGの老舗メーカーとして知られ、ArenaNetのMMORPG「Guild Wars 2」のパブリッシングも担当している。
両社の狙いは?
NCSOFTは新作MMORPG「Throne and Liberty」をコンソール向けにも発表しており、開発中の新作シューター「LLL」もPCだけでなくコンソールにもリリースする計画である。
これまでPCとモバイル向けのMMORPGを作り続けてきたNCSOFTだが、他ジャンルやコンソール市場への進出は一歩出遅れた。
同社の株価は昨年以降で大暴落しているのだが、リネージュライクと呼ばれるNCSOFT式のモバイルMMORPGとその収益構造に限界が見え始めたのが理由だ。
NCSOFTは、SIEとのパートナーシップにより、コンソール市場への進出を本格化しつつ、ワールドワイドで評価され、利益を上げられるIPやブロックバスタータイトルを創出したい狙いがあるとみられる。
NCSOFTにはコンソールゲーム開発のノウハウはほとんどないものの、SIEのIP「Horizon」のMMOを開発していると噂されていた。
また、ジム・ライアン氏が「コンソールを超えてPlayStationの世界をより幅広いユーザーにお届けする」と述べていることから、SIEのIPを使ったPCゲームやモバイルゲームを制作する際にNCSOFTが開発を担当する可能性もありそうだ。
逆にソニーインタラクティブエンタテインメントはオンラインゲームやライブサービスゲームの実績が不足しており、主力タイトルはゴッド・オブ・ウォーやスパイダーマン等、シングルプレイゲームが中心となっている。ラスト・オブ・アスのマルチプレイゲームを開発していたものの、開発が中断されたと噂されている。
▼NCSOFTが開発中の「LLL」
コメント
グローバル展開への足がかりが欲しいNCと収益の柱となるライブサービスゲームの開発力が欲しいソニーって感じか
法則発動しないのか
この間韓国のSHIFT UPとも契約締結してたしSEIが突然韓国と繋がりを求めてきた?
ソニーは前から中国のディベロッパーにも支援や囲い込みを続けてるし同じような流れで韓国とも、って感じじゃないかな
中韓のコンソール市場はこれからある程度広がると思うから悪くない手だと思う
>同社の株価は昨年以降で大暴落しているのだが、リネージュライクと呼ばれるNCSOFT式のモバイルMMORPGとその収益構造に限界が見え始めたのが理由だ。
ないすぅ!
ネクソンフォロワーになれるかな?
Throne and Libertyとかも酷い出来だし
もうNCってスマホゲーしか作れないんじゃないかね、そんな落ち目と手を結んでも良いことないと思うが
SONYの目が入ることで良くなる可能性
スクエニが加われば最凶トリオ